3月1日放送『住人十色 』より=ウッドデッキが5面もある家(C)MBS 俳優の駿河太郎、三船美佳がMCを務めるMBSテレビ『住人十色』(毎週土曜 後5:00〜5:30)の3月1日放送回では、「5面もあるウッドデッキが主役の家」が登場する。
【番組カット】壁がない!下のキッチンからも丸見えな浴室 舞台は3人家族の住人(アルジ)が暮らす都内の新居。家があるのは、奥まった道の先。間口2.5メートルの細い通路を進むと、いくつもの段になったウッドデッキが目に飛び込んでくる。しかも、登っても登ってもウッドデッキがあるというかなり個性的な造り。5面もあるウッドデッキ全てを合わせると、約36帖もの広さになるという。
玄関があるのは、ウッドデッキの3層目。デッキで靴を脱いで中に入ると、いきなりダイニングキッチンが現れる。広さは9帖とややコンパクトながら、かなり大きなキッチンカウンターがスペースを占めている。実は、キッチンの置き場所を巡っては、夫妻で意見が真っ向から対立。結局、ウッドデッキがある窓側に置くという妻の主張が通り、明るく外が見える場所に設置できた。一方、妻がダイニングに欲しかった直径120センチの円テーブル。しかしここでは110センチのサイズを主張した夫が勝利した。
同じ番組制作会社でディレクターをしていた夫妻は、7年前に結婚。東京の賃貸で住み始めたが、高額な家賃が家計を圧迫していた。そこで子どもの成長とともに引っ越しを決意。見つけたのは、周囲をぐるりと家に囲まれた閉塞感のある場所で、長年、売れ残って値下がりした土地だった。そんな条件下で夫妻が要望したのが、「外を感じられるような家」。こうしてウッドデッキが階段状に5面もある家が完成する。しかし、ウッドデッキを広くしたために、一部の部屋がコンパクトになった結果、限られたスペースを巡って夫婦間で論争が勃発したのだった。
家の顔とも言えるウッドデッキは、「イタウバ」という船の甲板などにも使われる木材を使用。夫妻で年2回、船舶用のオイルを塗って手入れしている水道とコンセントを各階に完備し、どの場所でもバーベキューやキャンプを楽しめるようにしている。そして、家の一番上、眺めもいい5段目のウッドデッキは、近所の子どもたちとの遊び場にもなっている。そこで子どもたちが楽しそうに駆け回る姿を見て、夫妻とも「風呂の壁を削っただけあった」「ウッドデッキにしてよかった」と満足する。
夫は「楽しい。ウッドデッキで、家と一緒に楽しんでるっていう感じがする」と語る。一方、「おもしろい家だなと思いました」という妻も、「嫌な人もいるかもしれないけど、この家じゃないとできないことがだんだんかわいいというか、愛着みたいになってくる」と個性を満喫している。