米半導体大手エヌビディアのフアン最高経営責任者(CEO)=1月6日、ラスベガス(AFP時事) 【シリコンバレー時事】米半導体大手エヌビディアが26日発表した2024年11月〜25年1月期決算は、売上高が前年同期比78%増の393億ドル(約5兆9000億円)、純利益が80%増の220億9100万ドルだった。いずれも市場予想を上回り、四半期として過去最高を更新した。生成AI(人工知能)向けの製品需要が依然として高く、成長が継続した。
部門別の売上高は、AIを含むデータセンター向けが93%増の356億ドル。売上高全体の9割を稼いだ。競合をリードする同部門は収益性が高く、純利益を底上げした。ゲーミング向けは11%減収。
フアン最高経営責任者(CEO)は電話会見で、次世代半導体「ブラックウェル」について「需要は驚異的だ。われわれは大規模生産に成功した」と強調した。昨年11月以降に出荷を始めた同半導体の売上高は110億ドルに上った。
25年2〜4月期の売上高見通しは430億ドル前後。市場予想を上回り、米株式市場の時間外取引では一時、エヌビディア株が買われた。
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米半導体大手エヌビディアのロゴマーク(AFP時事)