2026年卒の学生を対象とした採用説明会が解禁される「3月1日」が迫っている。「前倒し」で早期選考を実施する企業も増えている中、26卒の学生は3月以降、どのように就活を進めようとしているのか。
【画像】「インターンで落ちた企業」に、学生が抱く印象は? すべての結果はこちらから(計7枚)
●平均応募者数は「8.0社」
3月以降の応募予定社数はマイナビによれば年々減少しており、今回の調査では平均8.0社(前年比3.1社減)に。初めて10社を割った。
文理別に見ると、文系は9.9社、理系は5.7社となっている。
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●インターンの参加率は?
インターンシップ・仕事体験の参加率は85.3%、平均参加社数は5.2社で、いずれも過去最高に近い水準に達している。
一方で、インターンシップに参加した学生のうち「参加した全ての企業の選考を受ける」とした学生は21.4%にとどまった。働きたいと思わなかった理由としては、「入社して働くイメージができなかった」が23.7%と最多に。マイナビは「インターンシップでは、実務体験を希望する学生も増えている。いかに具体的に入社後をイメージできるかが、採用選考応募へのポイントとなる」とコメントしている。
●インターン落ちた企業は「受けない」半数超
インターンシップ・仕事体験の参加選考を通過しなかった会社については、「採用選考に参加しない」とした学生が56.6%に達し、半数を超えた。
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採用選考を受けるのをやめようと思った理由としては、「縁がないと感じたから」が32.5%と最多に。「選考に通らなかったことで志望度が下がったから」(28.4%)、「採用選考も通らないと思うから」(27.7%)が続いた。
マイナビは「3月以降、エントリー数の減少が予想される」とコメント。その上で、「一度自社に興味を持った学生に採用選考に参加してもらえるよう、丁寧なフォローアップが必要だ」と指摘している。
●「就活を終えたい時期」は?
就職活動を終えたい時期は前倒しの傾向にあるものの、ピークは「6月」(22.0%、前年比3.8ポイント減)で、24〜25卒と同様の結果に。内々定を得たとしても、多くの学生が6月頃までは就職活動を継続する意向を持っているようだ。
文理別にみると、理系学生は早く終えたいと考えている学生が多く、文系学生と比較すると「4月以前」とした学生が多くなった。
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調査は2025年2月1〜9日、就職サイト「マイナビ2026」の会員を対象に実施。2007件の回答を得た(内訳は文系男子337人、文系女子491人、理系男子757人、理系女子422人)。
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