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「全部切れた!!!
めっちゃ頑張った!!」
こうポストしたのは、大型観覧車とジェットコースターの切り絵を完成させた「黒猫モモ@型紙彫刻、切り絵作家」(@momowanwan01151)さんです。その作品は、観覧車の鉄骨トラス構造(骨組み)が省略されることなく細かい部分も全て切り出されていて、手数を考えると気が遠くなります。さらに少し左下から見上げたような構図で、平面の紙だと分かっていても立体的に見えてしまい、脳が処理できません。
「す、す、凄すぎる。。。 見るだけでカットしている作業を想像して息を止めてしまいます!!!!」
「これが・・・切り絵なんですか!? 凄い(ゴクリ」
「凄い!(◎_◎;) 脳が立体物として認知してしまうw 感動しました(^^)」
「信じられないクオリティ!凄すぎる」
ポストには驚きと感動のコメントが寄せられて、14万を超える「いいね」がついています。投稿した黒猫モモさんにお話を聞きました。
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――すごく立体的に見えますね。
ありがとうございます。基本的には写真を自分で撮りに行ってそれをベースに作ることが多いのですが、その中で切り抜く部分の強弱や、実際にはないものをどう加えたり、逆にあるものを引いたりするかなどそういう点に意識を向けて制作していることが多いです。
――なるほど。写真そのままではなく、切り絵にするために工夫をされているのですね。完成までに時間がとてもかかったのでしょうね。
同時進行でいくつかの作品を制作するのですが、1ヶ月くらいでしょうか。
――集中力や持続力はもちろん必要そうですが、難しいところは?
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やはり切り抜く点が多いところと、前後の強弱の付け方が難しく感じました。途中で何をやってるかわからなくなったりしてました…。
――たしかに観覧車の細かい構造部をカットしていたら混乱しそうです。赤い紙にされた理由は?
いつもは黒をベースで色をつけることが多いのですが、今回の作品は切り絵のみでも完結できる作品にしようと思い。ジェットコースターも入れたいな…というのもあり赤を選びました。
――こちらは「よこはまコスモワールド」の風景ですね。横浜で個展をされるのに合わせて制作されたのですか?
そうです。「横浜周遊」というテーマで横浜のものを展示するためにコスモワールドも制作しました。切り絵は写真で見るのと実物で見るのとでは、全然印象が変わると思います。この作品は、3月13日からの京都・みやこめっせで展示される予定ですので、直接見てもらえれば嬉しいなと思います。
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(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・太田 浩子)