3月2日の東京マラソンへ向けたトークイベントが27日、東京ビッグサイトで行われ、青山学院大・原晋監督(57)が太田蒼生(4年)にエールを送った。
スポーツジャーナリストの増田明美さん(61)とイベントに参加。東京マラソンに出場する太田へ「彼ならやってくれると思うが、過度な期待はしないでください。東京マラソンは世界ナンバーワンのカテゴリーの大会。先頭集団についていこうとしているが、不安で不安でしょうがない。でも彼はナルシシストですから、魔法がかかるかもしれない」と見立てた。
この日は太田からビデオメッセージで「優勝したら、おいしいお肉を期待してもいいですか?」と“おねだり”される場面も。これには指揮官も「優勝したら肉どころじゃない。ハワイでもヨーロッパでも連れていく。世界一周旅行でも連れていきますよ。日本人トップでも銀座のおいしい回らないすしへ連れていきます!」と豪語した。
今年の箱根駅伝で2年ぶり8度目の総合優勝を果たした青学大勢は、以降のマラソンでも大活躍。今月2日の別府大分毎日マラソンで若林宏樹(4年)が日本人初マラソン最高&日本学生新記録となる2時間6分7秒(当時)をマーク。すると同24日の大阪マラソンでは黒田朝日(3年)が2時間6分5秒で6位となり、若林の日本学生記録を塗り替えた。
太田は2月上旬に退寮し、今春から所属するGMOインターネットグループの練習拠点で調整中。原監督は「自律して競技生活へ挑む初戦。4年間の蓄えをどう東京マラソンで花を開かせるか。成功も失敗も感じて、ロサンゼルス五輪へ向けて頑張ってほしい」と期待を寄せていた。【藤塚大輔】
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