笑福亭鶴瓶、「フルマラソン完走」に意欲 “妻”原田知世&愛娘と家族団らん

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2025年02月27日 13:41  ORICON NEWS

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映画『35年目のラブレター』大ヒット祈願イベントに参加したぎぃ子、笑福亭鶴瓶、原田知世、徳永えり(C)2025「35年目のラブレター」製作委員会
 落語家の笑福亭鶴瓶、俳優の原田知世が夫婦を演じる映画『35年目のラブレター』(3月7日公開)のヒット祈願イベントが行われ、主人公・西畑保役の鶴瓶を筆頭に、妻・皎子役の原田知世、そして2人の愛娘、浩実と美紀を演じた徳永えりとぎぃ子たち西畑一家が東京・乃木神社に集結した。

【写真】直筆の絵馬を飾る笑福亭鶴瓶&原田知世

 今作は、読み書きができないまま大人になってしまった保が、長年連れ添った妻の皎子へ感謝を伝えるために、一から文字を学びラブレターをつづるという、実話をもとにした夫婦の心温まる物語であることにちなみ、「夫婦円満」「学業成就」のご利益で有名な乃木神社でご祈祷(きとう)を受け、映画のヒットを祈願した。

 厳しい寒さが続く2月でありながら、西畑家の明るさが連れてきたのか春めいた陽気に包まれながらご祈祷を受けたキャストたち。ご祈祷後に境内の一角に集まると、快晴を見た鶴瓶も「公開を控えたこのタイミングで、ものすごい縁起が良いですね。ヒット間違いなしです」と天気の後押しに大ヒットの兆しを見出した様子。原田も「撮影していた去年のことをいろいろと思い出しました。えりさんとぎぃ子さんと、また家族4人で集まることができたので、そのうれしさとこれからいよいよ公開なんだという楽しみな気持ちでいっぱいです」と迫る公開に期待を寄せた。

 ご祈祷の時に何を願ったのかをキャストたちに尋ねると、鶴瓶は「とにかくヒットしてほしいです。観ていただいたら、絶対にいい映画だということはわかっていただけると思います。今この世の中で必要な映画です」と力説。原田も「みんなで力を合わせて作った作品です。今の時代に必要で、私自身も観たいと思った作品です。“優しい、温かい作品なので多くの皆さまに届きますように”とお願いしました」と明かした。

 徳永も「作品のキーアイテムとなるお手紙から、自分の文字で気持ちを相手に伝えるのはとてもすばらしいことだと実感しました。映画を観た方が、大切な誰かにお手紙を書こうと思ってくださったらいいなと思ってます」とコメント。ぎぃ子は「もうすでにたくさんの方に試写でこの作品を観ていただいてますが、これからまだもっとこの作品を知らない人にも届くといいなと思いました」とそれぞれに今作への想いを伝えた。

 西畑家4人が集まるのは昨年3月の撮影以来で約1年ぶり。久々の一家集合に撮影時の思い出を振り返る。原田は、保が夜間中学に通うと宣言した場面で、西畑家が「お祝いや!」とシャンパンを開けるシーンを挙げ、鶴瓶がボトルを振った結果シャンパンが勢いよく噴き出してしまったハプニングでも、キャストたちがワイワイと芝居を続けた場面を笑顔で振り返った。「えりさんが噴き出すシャンパンをボールで受け止めようとしていたり、リアルに西畑家のにぎやかな感じが出ていてとても楽しかったです」と西畑家の明るく仲のいい様子が垣間見えるエピソードが飛び出した。  

 ぎぃ子は鶴瓶、原田の2人が演じる夫婦像を間近で見て、「撮影中も、撮影前の時間もお二人は関西弁で話されていたので撮影が始まる前から、この優しい夫婦のもとで育ってきたような空気感がありました」と安心を感じたそうで、徳永も「撮影前からお三方が関西弁で和気あいあいとしていて、自分がそこに入れる喜びと温かい家族の色が見えて撮影に入るのが楽しみだった」と充実した日々を懐かしんだ。

 娘役のキャスト2人との共演に対して鶴瓶は「もう家族やし、久しぶりに会えてほんまにうれしい」と喜びを見せ、原田も「私も関西弁のお芝居が初めてで、イントネーションとかどうしようと思っていたのですが…撮影の前から鶴瓶さんとお二人の会話のテンポや間合いが絶妙で本当に心地よくて、私がどうやってこの中に入っていけばいいのか、お二人に自然と教えていただいたような気がします。楽しくていい家族です」と西畑家のあたたかな空気感をのぞかせていた。

 さらに、65歳を越えて文字を学び始めた保の物語から、「いくつになっても挑戦し続ける勇気」を届ける作品であることにちなみ、キャストたちが「これから挑戦したいこと」を絵馬に書き発表した。鶴瓶の絵馬に書かれたのは「フルマラソン完走」。イベント当日に同級生からフルマラソン完走の連絡をもらい、それに触発されたことを明かす。原田も絵馬に「ゴルフの上達」と書き、夫婦仲良くスポーツへの挑戦になった。50代になってからゴルフを始めたと語る原田は「映画の保さんの姿を見て、いつからでもなんでも始められるし、続けることに意味があると感じています。なかなか上達しないんですけど自分にとって人生の中で初めての趣味なので、おばあちゃんになるまでやってみたいと思います」と前向き。

 ぎぃ子も「子供の時に習っていて辞めてしまったバレエをまた習いたいです。この映画を観てまた挑戦してみたい」と語り、徳永は「英語で会話がしたい。最近ご縁があって他国の方とお話しする機会があって…つたない単語で何とか会話できるんですけど本当に伝えたいことはすべて伝わらないので、この気持ちや想いを伝えたいなと思って勉強したいです」と新たな挑戦への意気込みを前向きに語った。キャスト4人の絵馬は境内の絵馬掛けに掛けられた。

 最後に、原田は「いよいよ公開が迫ってきましたが、温かい愛と優しさにあふれている作品です。ぜひ観てください」と投げかけ、鶴瓶は「一回、本当に映画館に行っていただきたいと思います。絶対にいい映画なので観て、皆にも伝えてほしいと思います。お願いします」と締めくくり、一家だんらんのヒット祈願イベントは終了した。

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