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【写真】山下美月「現場の空気感がすごく良かった」 NOA、茅島みずきらも登壇 完成披露試写会フォトギャラリー
本作は、マンガアプリ「GANMA!」連載中でシリーズ累計600万部突破(紙・電子合算)のましろによる同名漫画を実写化するラブストーリー。
彼氏に振られたばかりの大学生・茜(山下)がネトゲで出会ったのは、超塩対応の高校生プロゲーマー・山田(作間)。しかし、無愛想で冷たいやつだと思っていた山田は実は“最強ギャップ男子”だった。いつもは超塩なのに、ふとしたときに垣間見える山田の無自覚な優しさに少しずつ惹かれていく茜。だが、相手は“恋愛に興味ゼロ”なのに“とにかくモテまくる”難攻不落の強敵で…。第一印象最悪から始まった史上最高恋愛難易度の山田との恋はいかに―。
完成披露試写会で、作間は「早速皆さんに作品をお届けすることができる機会が来たと実感し始めています」、山下は「ついにこの日が来たと、いよいよ皆さんの元へ映画が届けられることがすごくうれしいです。山田の魅力をたくさん伝えられるように頑張ります」と初お披露目に緊張と喜びいっぱいの様子。
続けて、NOAは「今日やっと素敵なこの作品をお届けすることができるのがとてもうれしく思います。実は僕も緊張で手汗がすごくて、マイクがいつ落ちるか不安なのですが、今日は皆さんと素敵な時間を過ごしたいと思います」と話し、初めての完成披露試写会という月島は「このキャストの皆さんといると安心します。山田くんにはとても個性豊かなメンバー、そして可愛いキャラクターがたくさんでてくるので早く皆さんにキュンキュンを届けたい気持ちでいっぱいです」と初々しくあいさつ。
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本作で超塩対応の高校生プロゲーマー山田役を演じた作間は役について「連載当初から(原作漫画を)読んでいたので、分解する必要もないくらい山田が馴染んでいました。山田は感情が表に出ないキャラクターなのですが、山田くんの中でいろんな感情を作り出してそれを出すか出さないか、そういうバランスは監督とも相談しながら進めていきました。個人的には単純に面倒くさそうにしている山田のことも好きなのですが、いろんな山田を見ることができると思います」と振り返る。
山田との恋に挑む大学生・茜役を演じた山下は「大人気の原作を実写化、そして自分に落とし込むという作業が難しかったです。茜ちゃんの服装だったり、髪色だったり、注目していただきたいなと思います。あとは現場の空気感がすごく良かったので、仲のよさとか温かさも感じていただけたら嬉しいです」と語った。
劇中のゲーム内でギルドのマスター・佐々木瑛太を演じたNOAは「ギルドの仲間たちを引っ張っていく姿だったり、相談に乗ってあげたり、そういう一面を皆さんにお届けできるように監督ともいろいろお話させていただいて演じました」と話すと、瑛太の妹でギルドメンバー・佐々木瑠奈役を演じた月島は「ファッションとかヘアスタイルとか、初めての挑戦で難しさはあったのですが、研究して頑張りました」と振り返っていた。
ギルドメンバー・鴨田たけぞう役を演じた鈴木は「ゲーム内の鴨田さんもギルドの一員なのですが、僕も実際のオンラインゲームでギルドマスターをやっていたので、それが今回の映画にも活かされているかと思います」とゲーマーな一面を見せ、茜の友人・前田桃子役を演じた甲田は「茜の親友という立場で、どれだけ山下さんと仲良くなれるかが大事だと思っていたので、山下さんと他愛のない話をしたりしました。そして芯のある人で、思いやりのある素敵な人柄が伝わるように演じられたかなと思います」とアピール。
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原作について山下は「すごく優しい世界だなと思いました。今までのラブコメ作品だとちょっと敵キャラがいたりとか、ライバルがいたりというストーリー展開があると思うんですけど、山田くんはみんなそれぞれちょっと素直になれない時期とか誰かに気持ちを吐露するのが苦手だけど、全キャラクター好きになってしまう。どのキャラクターにも共感できるようなところがあって、全員応援したくなるキャラクターだなと思いました。“令和のラブコメ”って山田くんが言われる部分なのかなとは思いますね」とコメント。
作間は「山田と茜の関係性が好きですね。きっとお互い不器用なタイプが違うんです。その二人が自分なりにちょっと頑張ってアプローチしてみる姿が可愛らしかったり、そのコミュニケーションをみてほっこりしますね。お互いに一歩ずつ踏み込んだ時にキュンとして、ずっと見ていたいなと、終わらないでほしいなと切実に思いますね」と絶賛していた。
本作で一番キュンとしたシーンを聞かれ、「一つあります!」と切り出した作間は上映前の舞台あいさつでネタバレを気にしつつ「ちょっとずつ縮まっていくんですよ(笑)。ちょっとしたハプニングがあって二人の顔が近づくシーンがあるんですけど、時が止まったみたいなシーンにこっちも息が止まるような感じで好きですね」と明かすと、うなづく観客も。
山下は「椿ちゃんと山田のシーンが好きで、これぞ恋愛ものという感じで、雨が降っているなかで“THE”な演出があったりして“ヒロインだー”と思って。茜はその部分を知らないんですけどそれもまた良くて。椿ちゃんと山田の胸キュンシーンを是非見てほしい」と話すと、作間は「すごい関係性ですよね(笑)、ここの3人。見てください!」と会場に呼びかけた。
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次に月島は「ギルドメンバーが集まるシーンがあって、ジュースを一気に飲むシーンで炭酸飲料を一気に飲んで。それを何回かやって難関で苦しかったです」という撮影エピソードに、登壇者一同から「かわいい〜」の声が上がっていた。
山下は「ギルドメンバーで焼肉屋さんに行くシーンがあって、茜と山田の抜けに鴨田役のもぐらさんがアドリブでふざけまくって、めちゃくちゃNG出すっていう」と鈴木の撮影裏話を暴露。鈴木は「おいしそうなお肉があって全然食べれない時間に心が壊れちゃって(笑)、肉を食わせろ!ってなっちゃって。肉フラストレーションが溜まってて」と振り返り、監督が「あの日はいい雰囲気で撮影できて。柔らかい空気とかもシーンに残ってると思います」と笑う一幕もあった。
さらに、各界から素敵な祝辞が到着。スライド形式でスクリーンに映し出されたのはすべて“山田さん”からのメッセージが。山田花子や山田うどん食堂、ヤマダデンキなどからのメッセージにキャスト達は「すごーい!」、「熱いですね!」と大興奮。“YAMADA FES”はまだまだ終わらず、Lv1、Lv199、Lv499、Lv999の難易度レベルに分かれた山田にまつわる「山田クイズ」が行われると、キャスト陣も白熱。
Lv1「やまだを漢字で書いた時の画数は何画?」の質問に、真っ先に手を挙げた月島は「8画」で大正解。
Lv199「山田という名字の由来は何でしょう?」というクイズに、思わず「知らないな」と顔を見合わせるキャストたち。すると、作間が「山を無くして田んぼにした人」と答えを見事言い当て、山下も「さすが、山田!」と驚いていた。
Lv499「山田さんは全国に何人いるでしょうか?」には思いつく数字をどんどん答えていく登壇者、段々と答えに近づいていくなか、鈴木は「800兆人」と桁違いの数字を答えボケる一幕も。そして最後に茅島は「80万2000人」と回答し、正解。ちなみに山田は全国の苗字ランキングで12位という山田豆知識も。
Lv999「この会場に山田さんは何人いるでしょうか?」という難解な問題に観客たちもザワザワ。真っ先にNOAが「8人」と答えるも不正解…。茅島が「4人」と回答しまたも正解すると、山下が「なんで分かるのー!」と山田クイズに大盛り上がりだった。
最後に作間は「これからたくさん山田の魅力を伝えながら僕も公開を心待ちにしています。今日見たら良かったよ!とたくさんの方に伝えていただいて、何回でも劇場に足を運んでもらえたらと思います」と本作をアピール。山下は「キャストをはじめ、多くの方のお力をお借りして、みんなでこの作品を大切に実写化させていただきました。(原作漫画の)ましろ先生に良かったと言っていただけるような作品を作れるようにここまで頑張ってきたので、先ずは皆さんにあたたかい感想を広げていただければと思います」と期待を込めた。
安川監督は「私はスタッフ代表でここに立っているんですけど、この作品は本当にアイディア豊富なスタッフ達が遊び心をたくさん導入して作った可愛らしい作品に仕上がっています。本作は作間さんと山下さんがワンシーンずつ心を込めて演じていただき、お二人の初主演作という特別感も詰まっている作品。このスクリーンで山田くんを味わい尽くしていただければと思います」と締め、大きな拍手の中、イベントは幕を閉じた。
映画『山田くんとLv999の恋をする』は、3月28日より全国公開。