国内生産、6カ月ぶり増加=認証不正の反動―1月の自動車大手8社
0
2025年02月27日 17:01 時事通信社

自動車大手8社が27日発表した1月の国内生産台数の合計は、前年同月比18.2%増の64万8550台となり、6カ月ぶりに増加した。認証不正に伴い前年同月に国内全車種の生産を停止したダイハツ工業が反動増で大きくけん引。トヨタ自動車も認証不正の影響が薄れたことで22.3%増加した。
国内生産が増加したのはトヨタ、ダイハツ、マツダ、スズキの4社。ダイハツの前年同月実績はゼロだったが、5万8563台に回復した。マツダは乗用車を中心に増加し、スズキは小型車「ソリオ」などの販売好調が寄与した。
一方、ホンダは軽自動車「N―BOX」の減少が響き、20.6%のマイナス。日産自動車は電気自動車(EV)「アリア」の需要減を受け、4.5%減少した。
海外生産は、アジアなどでの価格競争激化の影響でマツダを除く7社が前年を割り込み、合計で8.1%減の131万7193台となった。
Copyright(C) 2025 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。