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2028年ロサンゼルスオリンピック™の追加種目となった“ラクロス”が120年ぶりの復活となった。そのラクロスの魅力を知ってもらおうと来月日本で海外の世界のトッププレイヤーたちが日本各地から集まった精鋭チームとのエキシビションマッチ「KPMG SEKAI CROSSE」の会見が27日、都内で行われた。大会は今回で6回目となる。
運営に携わっている日本唯一のプロラクロスプレイヤー山田幸代(42)が出席、ラクロスと今大会について山田選手は「競技においては通常10人で戦うラクロスだが、今大会女子は五輪種目のルールに乗っ取り6人制を採用。攻守が激しく入れ替わるスピードある試合展開に注目してほしい、世界最高峰のプレイヤーの試合を見てラクロスの凄さをを知ってほしい、世界との戦いを通じて将来日本から世界で活躍してくれる人材育成、社会で活躍する提供の場にしたい」と熱望。競技に携わる日本の若い力の可能性につながる大会を目指している。
運営の主体は大学生大会に欠かせないのが全国各地から集まった128人の大学生。ラクロス、スポーツ好きの現役大学生が主体となって、企画・運営を行っている。
学生代表を務める増田漣(明治大学ラクロス部2年)は「ロス五輪にむけてラクロスを盛り上げたい、様々な学生団体がある中で国際規模の試合を企画運営できることは貴重な体験、大学から始めたラクロスで人々を笑顔にしたい」と話す。
250万人の頂点が来日どんなチームが来日するのか山田選手は「米国代表選手を多数擁する世界最強のアメリカプロリーグ『Premier Lacrosse League』(男子)と『Women's Lacrosse League』(女子)のオールスターはサッカーで例えるなら『マンチェスターユナイテッド』アメリカは競技に携わる人口が250万人以上のラクロス大国、プロリーグに所属している選手は全員が世界トップレベル」
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大会当日にはアメリカのプロリーグを創設したラクロス界のレジェンドポール・ラビル氏も来日。五輪でも日本の強力なライバルになる選手たちの世界最高峰のプレーに注目したい。※写真中央が山田選手
【大会日程】
1日目
開催日: 3月13日 17:00〜20:15(予定)
開催地:大井ホッケー競技場 サブピッチ
対戦:南オーストラリア代表 vs CC選抜
大会2日目
開催日:3月15日 13:30〜18:30(予定)
開催地:富士通スタジアム川崎
対戦:WLL ALL STARS vs CC選抜
PLL ALL STARS vs CC選抜
■山田幸代(やまだ・さちよ)
1982年8月18日生まれ。滋賀県出身。2001年大学入学と同時にラクロスを始め、翌年に年代別の日本代表に選出される。その後は数々のタイトルを獲得し、2005年には日本代表としてワールドカップに出場。5位入賞の原動力となる。2007年9月にプロ宣言し、現在は日本初のプロラクロス選手として活躍中。スポーツアンカーとして活動。
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