映画「ゆきてかへらぬ」公開御礼舞台挨拶に出席した広瀬すず(C)モデルプレス【モデルプレス=2025/02/27】女優の広瀬すずが27日、都内で行われた映画「ゆきてかへらぬ」公開御礼舞台挨拶に木戸大聖、メガホンをとった根岸吉太郎監督とともに出席。姉・広瀬アリスも交えたきょうだいケンカや芸能界を辞めたいと思った過去を明かした。
【写真】広瀬すずも絶賛 若手俳優のイメチェン姿◆広瀬すず、取っ組み合いのきょうだいケンカ明かす
この日はSNSで募集した質問に、登壇者が回答するコーナーが展開された。劇中には広瀬演じたまだ芽の出ない女優・長谷川泰子と、木戸扮する不世出の天才詩人・中原中也が取っ組み合いのケンカをする場面があるが、「いままで誰かと取っ組み合いのケンカしたことあるか?」との質問が飛び出した。
広瀬は「私はきょうだいケンカじゃないかな。勝ったこと1度もないんですけど、上に2人いますが、けちょんけちょんにされていました。家族以外とはないかな」と回答。木戸は「きょうだいケンカっていうと、僕は妹がいるのでパワーどうこうっていうのはなかった。いま思うと、スポーツをやっていたので相手チームと『おい!』っていうのはあったけど、取っ組み合いではなかった」と振り返った。最後に広瀬は「中也と泰子みたいなケンカは嫌ですね。この作品でいっぱい、十分です」と苦笑いだった。
◆広瀬すず「芸能界辞めたい」相談していた相手は?
また「人生が翻弄されるような出会い」と問われると、広瀬は「それでいったら事務所の社長さんじゃないですかね」といい、「翻弄というか姉(広瀬アリス)が先にこの仕事していたけど、私はまったく興味がなくて、やり始めたときは辞めたくて仕方がなかった。ドキドキしながら嫌々ながらも東京に行って。やりたかったバスケもあるし、もう少し友だちといたいみたいなことだった。でも、いろんなことを経験させてもらったら結局いまだに続けている(笑)。全然辞めないじゃん、この人ってたぶん同級生たちも思っていたくらい」と回顧。当初の芸能界は「マイナスなネガティブな感じで入っちゃった」が、「与えてくださったもの全部含めて楽しくて。もはや人生みたいになっちゃっている。それは想像していなかったからこそ、翻弄されたという感じ」と打ち明けた。
芸能界を辞めたいという相談は、姉のアリスにしていたといい「いつ辞められるかな?バスケやりたいんだけど…みたいな。(事務所に)どう言えばいいんだろう?って。オーディションの電話があると泣きじゃくって『行きたくない』って毎回言っていた」とも吐露した。
木戸も「僕も事務所」と答え、「事務所と出会うきっかけとなったのはクラスメイトの友だち。その子のきっかけだったので、いまだにその子に足を向けて寝られない。それがあってお仕事ができているので、それがある種、原点ですね。そのクラスメイトの子には感謝しています」とした。詳しく聞かれると「元々(芸能活動に)興味があるってクラスメイトの子が言っていて、バスケを早めに引退したときに『そろそろ動こう』となったらその子のお母さんが繋がっていて『じゃあ紹介するよ』みたいなことを言ってくれた」と説明した。
◆広瀬すず×木戸大聖×岡田将生が共演「ゆきてかへらぬ」
本作の脚本は、「ツィゴイネルワイゼン」や「セーラー服と機関銃」の田中陽造氏が40年以上前に書いたもの。この脚本に焦がれ続けていた根岸監督が16年ぶりにメガホンを取り、「文化の百花繚乱」の様相を呈した大正から昭和初期を舞台に、実在した男女3人の壮絶な愛と青春を描く。(modelpress編集部)
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