ママスタ小学校や中学校のちょっとした対応に疑問を持つことは「あるある」ですよね。しかしそれでクレームを言うと「モンスターペアレントだと思われるかな？」と悩んでしまうことも。先日ママスタコミュニティに寄せられたのは「中学生。コンクールの表彰式出席で、これって普通？」というタイトルのこんな投稿がありました。投稿者さんのお子さんは夏休みの課題で提出した作品が入選し、近々表彰式に出席することになったそう。ただ会場が車で片道1時間ほどかかる場所なんだとか。
『出席は任意で、学校からはうちの子だけ。そうしたら学校で先生から「今回、表彰式を欠席した子の賞状などを学校代表として持ち帰るように」と言われたそう。本来は表彰式を欠席した子の賞状などは運営から学校に郵送することになっているので、わざわざ学校が運営側に連絡を入れる形に。これって普通？ もし紛失や抜けがあっても責任取れないし、子どもも「出席しないほうがよかった」と言っています。自分の子の表彰式に同伴するだけなのにすごく嫌なんだけど、これって学校に言ったらダメかな？』
投稿者さんのお子さんだけが出席することになった表彰式。投稿者さんのお子さんは学校から、他に受賞した子の賞状を持って帰るように言われました。しかし慣例では運営側から学校に郵送することになっているため、持ち帰ることを頼まれてしまって疑問を感じるのでしょう。投稿者さんは学校に断りを入れようかと悩んでいる様子。この投稿にママたちからは、どのようなコメントが寄せられたのでしょうか。
学校側に不信感！「通常通り学校に郵送して」と伝えていいよ
『トロフィーみたいな大きな物もあるのかな？ 万が一壊れたら大変。賞状もペラペラのままだと端が折れたりしたら嫌だから受け取りたくないよね』
『欠席した入選者の保護者は本来の郵送する方法で学校から渡されると思ってる訳だし、それを運営側からにしろ学校からにしろ勝手な判断で出席する子に任せるのは違うってなるし。私が入選者の親なら、そんなことをされたから今後は学校も運営側も信用できないよ』
『「他の生徒さんの物に何かあっては困るので、通常通り運営側から学校に郵送してもらっていいですか？」って言っていい』
学校側が投稿者さんのお子さんに、他の子どもたちの分の賞状を持ち帰るように打診してきたことに批判の声も多かった今回の投稿。「賞状を持ち帰るだけ」とは言っても、車でそれなりの距離であることから、入選した証となる大事な賞状やトロフィーであれば紛失や損壊をした場合には誰が責任を取るのかという話にもなるでしょう。またどのくらいの量や重さなのかも把握できていない状況では、安易に「やります」と返事もできないですよね。さらに慣例通りのやり方をしないことに対して、他の保護者から投稿者さん親子が文句を言われる事態も起きかねません。投稿者さんのお子さんに面倒事をお願いしているように感じるのでしょう、学校側に不信感を露にするママもいました。
参加が任意なら他の子や保護者は気楽に考えているのかも
『渡された物をそのまま持ち帰り、学校に持ってくるだけなら簡単にできるし、頼まれたらやるけど』
『ついでに他の子のをもらって学校に持って行くだけじゃん』
一方で「それくらい簡単なんだから私なら引き受ける」というコメントも寄せられていました。ママによっては今回の件を「表彰式で渡された他の子の賞状やトロフィーをついでに持って帰り、学校側に受け渡すだけ」と捉える人もいました。人によっては簡単な仕事と思うが故に、投稿者さんがなぜそんなに嫌がって悩んでいるのかわからないのかもしれませんね。
『出席が任意の表彰式の賞状だもんね。欠席の人はもっと気楽に考えていると思うけど？ それに運営側や学校はもっと気楽に考えていそう』
『入選だし、わざわざ行かなくてもって家庭が多いんだと思う。そこまですごいコンクールなら自分で行ってるはずだし、ついでに預かってくるだけでいいと思う』
投稿者さんは「責任を取れない」として、他の子の賞状を持ち帰ることに消極的です。ただ他の子が表彰式に来ていないことや学校側から他の子の賞状を持ち帰るように依頼されたことを鑑みても、今回の賞はそこまで大々的なものではないという見方もできるのかもしれません。「授賞式はわざわざ行かなくてもいいって思っている家庭が多いんだから、投稿者さんも気楽に考えていいかも」といったアドバイスもありました。
引き受けてしまったら前例を作ることになるのでは？
『本来は欠席者の分は運営から郵送になっているんだから、そうすればいいだけなのにね。 欠席者分を持ち帰ることが可能かどうかの問題じゃなく、運営側の決まりがあるんだからそれに従うだけ。「欠席者の分は、出席者が持ち帰る」という前例を作ると、今後の人もやらざるを得なくなる。 決まりを守り、余計な前例は作らない』
今回の投稿では「数人分の賞状くらい簡単に持ち帰れるのでは？」、「面倒だから嫌なだけでしょう」、「そんなに大きな賞ではないと思うから重く考えなくていい」という意見もありました。しかし問題の本質は投稿者さん親子が他の子の賞状を持ち帰ることではなく、これまでの慣例になかったことを学校が投稿者さん親子に依頼しているという点ではないでしょうか。きっと今回、投稿者さん親子が依頼通りに引き受けた場合、来年以降も同じように表彰式に出席した人が他の子の分も持ち帰ることが当たり前になってしまうかもしれません。「これまでの慣例では運営から学校に郵送していたけど、去年は表彰式に参加した子が持ち帰ったから今年も」となれば、来年以降に今の投稿者さんと同じように悩む人が出てくるのではないでしょうか。
『おそらくこれまでも誰かが出席したら同じ学校の生徒の分は持ち帰るという慣習みたいなことができてるんじゃないかな？ もし破損紛失があれば交換などをしてもらえるかと学校通してきいてもらったらどう？ 「お断りです！」よりいいと思うんだけど』
『持ち帰るのは送迎する保護者なんだし私だったら、学校に電話でもう少し詳細を聞いてみるかな。入選が2〜3人ぐらいならまあ許容範囲かな。最初からクレーム的に「無理です」、「困るんですけど！」みたいな言い方はしない』
また断る前にもう一度、これまではどうしていたのか、どのくらいの人数分の賞状なのか、賞状以外にも景品があるのか、破損や紛失した場合の責任はどうするのかという詳しい事情を学校に確認してみるのもよさそうです。学校側にも考えがあるのかもしれませんから、真っ向からクレームのように言うのではなくあくまで不安点を相談する形にすると角が立たないかもしれませんね。それで投稿者さん親子が「問題なさそう」と思った場合には引き受けてもいいのでしょう。投稿者さんはママたちからのアドバイスを参考に学校への対応を考えてみてはいかがでしょうか。
文・AKI 編集・ここのえ イラスト・Ponko
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