3月の食品値上げ、2343品=前年の3倍、コスト増止まらず―帝国データ
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2025年02月28日 11:01 時事通信社
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東京都内のスーパーで、チラシをチェックする買い物客=2024年4月(AFP時事) 帝国データバンクは28日、主要食品メーカー195社の価格改定動向調査を発表した。3月は冷凍食品を中心に2343品が値上げされる。前年同月(767品)の約3倍に上り、5カ月ぶりに単月で2000品を超えた。
2025年累計の値上げ品目数は早くも1万品超となった。調査担当者は、「生産コストの上昇が企業の利益に影響し、価格転嫁が避けられない状況になっている」と分析している。
3月は冷凍食品が一斉に値上がり。味の素冷凍食品は「ギョーザ」「ザ★シュウマイ」など家庭用54品の出荷価格を3〜10%引き上げる。また、大塚食品はレトルトカレー「ボンカレーゴールド」6品の希望小売価格を221円から254円に、明治はバター・油脂類12品の出荷価格を最大約8%上げる。
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