2025年大阪・関西万博の中国館のマスコット「ヨーヨー」(中国国際貿易促進委員会提供・時事) 【北京時事】中国政府傘下の貿易団体、中国国際貿易促進委員会(国貿促)の楊帆報道官は28日の記者会見で、任鴻斌会長が近く訪日すると発表した。2025年大阪・関西万博に出展する中国館を視察するほか、東京で日本政府や企業の関係者らと対話する見通し。
国貿促は中国企業を束ねる組織で、トランプ米政権が中国製品に対する関税引き上げに踏み切る中、対外交流を活発化させている。楊氏は、国貿促が2月、8回も海外へ大規模代表団を派遣したと説明。「経済のグローバル化は歴史的な潮流だ」とトランプ政権をけん制した。
楊氏は任会長の訪日でも「多くの交流を行う」と強調。万博などのイベントを「日本の各界と交流を進めるための良い機会にする」と語った。万博では、ジャイアントパンダをモチーフとしたマスコット「ヨーヨー」で中国をアピールするという。