細江純子の中山記念予想 コース適性から導かれた注目馬とは

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2025年02月28日 21:00  netkeiba

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▲競馬メディアなどで活躍を続ける細江純子さん(撮影:福井麻衣子)
【細江純子=コラム『ホソジュンの幸せ馬房』】

◆中山記念の注目馬

 先週は、国内外で見応えのあるレースの数々でしたね。

 サウジカップデーでは日本馬が4勝を挙げましたが、中でもルメール騎手騎乗アスコリピチェーノの道中のポジションに始まり、あの乗り難しいビザンチンドリームを勝利へと導いたマーフィー騎手の手綱捌き、そして坂井瑠星騎手のスタート後と道中におけるギリギリのところでの先行策と最後の直線でみせたフォーエバーヤングの走りが脳裏に焼き付くものでした。

 また焼き付くと言えば、国内で行われたフェブラリーSでのキング騎手の騎乗振りとレース後の雰囲気も心に残るものでした。

 と言うのも、レースにおいては過去のコスタノヴァで見せたルメール騎手を思わせる騎乗振りでしたし、レース後においては紳士の代表と思わせる冷静さ溢れるムーア騎手を彷彿とさせる落ち着き。キング騎手の全てが真のホースマンを感じさせるもので、本当にステキで惚れ惚れしてしまいました。

 また負けはしましたが、2着となったサンライズジパングも適性距離ではない上に流れも向かない中、これまでにないインをついての追い上げに負けはしましたが、シビレル内容でした。と同時に、2・3着を考えてもダートにおける4歳馬の強さを再認識する1戦でもありました。

 さて今週から舞台は東京から中山へ、京都から阪神へと変わります。

 と、その前に少しだけプライベートな話を。

 昨年末から原稿や仕事の量を少なくしたことにより、読みたかった本や見たかった映画、また音楽を聴く時間が増えています。そんな中、話題になった映画ではありますが「PERFECT DAYS」を鑑賞し、久々に昔懐かしい感覚に包まれました。人と人との間で日々を積み重ねていく人生の本質をシンプルかつ深い視点で表現し描かれている作品で、見終わった後に考えが増殖されていくような余韻が広がっていく作品。素晴らしかったです。

 私の周りにもヴィム・ヴェンダース監督ファンは多く存在しますが、納得でした。

 さて中山記念ですが、コースから魅了されるのが昨年の覇者であるマテンロウスカイやエコロヴァルツ。共に内目の枠をひけるか? がポイントな気がします。

 あとは、戦歴は浅く初斤量の58kgとなりますが、立ち回りの巧さとポテンシャルからシックスペンス、決め手のあるアルナシーム、そして休み明けで状態が良さそうなグランディアあたりかな…と現時点では考えています。

 トリッキーな上にスタートして直ぐにコーナーを迎えることに加え開幕週、枠が非常に重要なポイントゆえ、枠発表後に印&買い目は考えます。

 それでは皆さん、ステキな週末を。

 ホソジュンでしたぁ。

(文=細江純子)

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