『薬屋のひとりごと』シリーズ累計4000万部の大台突破　関連イベントも続々

　イマジカインフォスが発行する『薬屋のひとりごと』（著者：日向夏・イラスト：しのとうこ／ヒーロー文庫）の原作小説と、スクウェア・エニックス、小学館の2社から発売されているコミックス2作品をあわせた“シリーズ累計発行部数発行部数”が、大台の4000万部を突破した。

【画像】コラボ企画で販売されるグッズなど

　花街で働く薬師の少女・猫猫（マオマオ）が人さらいに遭い、後宮に売り飛ばされるも、持ち前の好奇心からとある事件に首を突っ込んでしまい、その生活が一変。上級妃・玉葉（ギョクヨウ）や美形の宦官（かんがん）・壬氏（ジンシ）など、さまざまな人たちの目に留まり、陰謀ひしめく後宮で引き起こされる事件に巻き込まれていく、薬と毒と恋のミステリー。

　ヒーロー文庫『薬屋のひとりごと』は2014年8月末に第1巻を刊行、現在15巻まで発売中。現在の"後宮ブーム”の先駆けとなった作品で、今年1月よりテレビアニメ第2期が放送中。

　アニメ第1期放送開始前の23年9月末時点で2400万部だったシリーズ累計発行部数は、第1期終了時には3300万部を超え、勢いを落とすことなく24年9月に3800万部を突破。そして、25年2月末に4000万部に到達した。

■しのとうこ特別展『神田祭』×薬屋のひとりごと

　2024年11月2日〜24日に、江戸の総鎮守・神田明神（東京都千代田区）の資料館にて開催された『特別展 神田明神×薬屋のひとりごと』の第2弾が、日本三大祭りである「神田祭」にあわせ、3月22日〜6月1日に開催される。

　巫女姿の猫猫と和装の壬氏が“薬の神様”とコラボしたしのとうこ描き下ろしのスぺシャルコラボビジュアルや、原作小説カバー画・口絵の額装高精細デジタルカラー、そして神田明神所蔵の浮世絵や歴史資料を展示。前回とは展示内容を一部刷新し、原作小説のイラストで、これまで高精細デジタルカラーとしての展示がなかったものも、数点新たに展示される。

■JR東海×『薬屋のひとりごと』「推し旅」コラボ第二弾「猫猫、壬氏の京都たび」

　JR東海との第2弾コラボ企画「猫猫、壬氏の京都たび」が、3月28日から6月29日に開催。東海道新幹線の車内限定で楽しめる限定ボイスや主人公の猫猫役・悠木碧と壬氏役・大塚剛央による朗読コンテンツの配信、京都を舞台にしたオリジナルボイス付きデジタルスタンプラリーなど、本企画限定の特別な体験メニューが多数。さらに、オリジナルイラストを使用した限定グッズやガイドブックの販売なども。京都府立植物園では『薬屋のひとりごと』の特別展示企画も期間限定で開催する。

■TVアニメ「薬屋のひとりごと」展

　アニメ『薬屋のひとりごと』初の展示イベントが、第2期放送中の3月26日から東京・松屋銀座で開幕（4月14日まで）。その後、福岡や大阪、名古屋など順次全国巡回開催する。劇中の名シーンの立体造作再現、映像展示に加えて、初公開となる貴重な原画や画コンテ、美術設定などの中間制作物も活用し、こだわりの映像美に迫るメイキングエリアで、『薬屋』の世界を展観できる。入場は全日日時指定制。入場料一般1800円・高校生900円・中学生700円・小学生500円、グッズ付き3900円※金額は全て税込。