2月の別府大分毎日マラソンで2位となった青学大・若林宏樹(4年)が、4月12日の日本選手権男子1万メートル(熊本・えがお健康スタジアム)に出場する意思があると明かした。
東京・武蔵野陸上競技場で陸上教室「レッツ青トレ! ランニング教室with青学駅伝部」に参加。日本選手権へ「出られるなら出ようと思う。日本一を決める大会に出られる機会はほぼない。選手としてというより、1人のランナーとして出たいという思い」と口にした。
4月から日本生命に一般就職するが、1万メートルの自己ベストは27分59秒53で日本選手権の申し込み資格記録(28分00秒00)を満たしている。出場者の上限は「30」でそれ以上の申し込みがあった場合は資格を有していても参加を制限されることがある。現時点で出場可否は微妙な状況だが「確定ではないけど、出る意思ではあります。出るとすれば『こっそりエントリーされているな』くらいの気持ちで見ていただければ。優勝は狙っていないです」とほほ笑んだ。
「若の神」の愛称で親しまれる若林は今年の箱根駅伝5区で区間新記録を樹立し、2年連続8度目の総合優勝に貢献。初マラソンとなった別府大分毎日では、日本歴代11位の2時間6分7秒をマークした。直後の取材では同レースをもって引退する意向を示していたものの、9月の世界選手権東京大会マラソン代表の可能性も浮上し、進退が注目されていた。ただ、2月24日の大阪マラソンで他の選手たちが好記録が連発したため、代表入りの可能性は極めて低くなっていた。
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