[写真]=金田慎平 2025明治安田J1リーグ第4節が1日に行われ、横浜F・マリノスと湘南ベルマーレが対戦した。
7年ぶりとなる開幕3試合未勝利(2分1敗)の横浜F・マリノス。ホーランド新監督の下でスタイル構築中かつ、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)との同時並行による過密日程にも苦しんでいる。前節横浜FC戦ではホーム開催の“横浜ダービー”で初めて勝利を逃した結果となり、試合後にはサポーターからのブーイングも起きていた。
対するは、“ビッグウェーブ”の予感が漂う湘南ベルマーレ。クラブ史上初となる開幕3連勝により首位に立っている緑と青の勇者だが、ここまでFW鈴木章斗とともに、“若手2トップ”として牽引してきたFW福田翔生がメンバー外となっていることが、唯一の懸念材料だろう。
試合は、序盤から両チームの色が見えた展開となり、一進一退の攻防のまま進んでいった。その中で37分、横浜FMが均衡を破る。右コーナーキックを蹴ったDF永戸勝也がインスイングのボールを供給すると、ニアサイドでMF植中朝日が頭で合わせて先制点をマークした。
このまま1−0で折り返した後半、湘南が追いついた。55分、右サイドから仕掛けたMF鈴木雄斗がエリア内を目掛けて斜めに刺すようなパスを送ると、相手DFのクリアが小さくなったところを拾ったMF平岡大陽がファーサイドを狙ったシュート。これは相手GK朴一圭のセーブに遭ったものの、ハーフタイム明けに投入されたFW石井久継がこぼれ球を押し込み、スコアを振り出しに戻した。
勝利を手繰り寄せる“1点”を巡った終盤戦は、途中出場のFW遠野大弥らが積極的にシュートを放った横浜FM、高い位置でのハイプレスから相手ゴールに迫った湘南という構造に。が、互いに譲らないまま1−1でタイムアップ。横浜FMは開幕4試合未勝利。対する湘南も開幕からの連勝は、『3』でストップした。
なお次戦、横浜FMはACLEのラウンド16となり、上海海港(中国)との1stレグに臨むことに。湘南は、FC東京と対戦する。
【スコア】
横浜F・マリノス 1−1 湘南ベルマーレ
【得点者】
37分 1−0 植中朝日(横浜F・マリノス)
55分 1−1 石井久継(湘南ベルマーレ)