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1日未明に家族に見守られながら息を引き取ったみのもんたさん。
芸能界からも続々とお悔やみの声が上がっているが、みのさんというと「豪快」という言葉がピッタリだというのは、長年芸能記者を務めたフリージャーナリスト。
「“銀座の帝王”といえばみのさんです。みのさんの飲みっぷりはまさに豪快です。水割りを作るときの氷を入れる容器にクラッシュアイスを入れ、ブランデーをドバドバと注ぎ、そのまま飲んでいました(笑)。石原軍団や有名な関取たちもそのような飲み方をしていたようですが、まさにみのさんがその走りではないでしょうか」
みのさんとの縁が深い文化放送の後輩・梶原しげるさんはインタビューで「一晩で4、5軒飲み屋をまわり、店にお金を払い回るようなもの」と語っているほど。
女性記者全員に下着をプレゼント
さらに業界飲みとして、今では“ありえない”エピソードを教えてくれたのは、スポーツ紙のベテラン女性記者だ。
「『おもいッきりテレビ』全盛期時代、1年に2回は“みの会”という飲み会を開催してくれました。呼ばれるのはスポーツ新聞をはじめとする“女性記者”のみ。豪快にお酒を飲みほし、参加した女性記者に飲め飲めとすすめ、最後は決まってワコールの下着をお土産に配っていました。いやらしいレースの下着というより、とても実用的なものでしたね。今では完全にアウトかもしれませんが(笑)」
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当時参加した記者たちは、「ありがとうございます!」と笑顔で受け取り帰ったという。まさに“あの時代”だからこそ許されたというわけだ。
豪快だったのは酒だけではない。
今から約4年前、40歳年下の恋人に1億5000万円の高級マンションを贈与したという報道が出たことも。相手の女性は元銀座の高級クラブのホステスで当時35歳。
「出会った当時、女性は20代後半で介護学校の学費を稼ぐためにホステスになったと言います。店でみのさんと出会い、手作り弁当を作るなどして2人の距離が縮まり、女性はホステスをやめてみのさんの身の回りの世話をする関係になったようです」
ふたりの関係は7年で終止符を打つことになった。みのさんは当時のことを振り返り「7年間お世話になったので、僕にとっては手ごろなプレゼントの1つ」といい、1億5000万円のマンションをポンとプレゼントしたという。しかも、その金額が「高いだなんて考えたこともなかった」というから驚きだ。
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みのさんの最大の魅力といえば、話術と人を引き込む大きな存在感。さまざまな年齢層の女性を全てひっくるめて「おじょうさん」と呼び、特に中高年女性の心をつかんだ。その魅力の裏には豪快なお酒の飲み方とお金の使い方もあったというわけだ。