U20日本代表から復帰→中2日の今季初戦で結果 湘南FW石井久継「“湘南の顔”を引き継ぎたい」

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2025年03月01日 17:35  サッカーキング

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同点弾の石井(左)と称える鈴木章斗(右) [写真]=J.LEAGUE
 2025明治安田J1リーグ第4節が1日に行われ、横浜F・マリノスと湘南ベルマーレが対戦。前半にリードを許した湘南だったが、途中投入の石井久継の得点で追いつき、1-1のドロー決着となり、湘南は開幕からの連勝が3でストップしたものの、無敗はキープした。

 試合後、同点弾を挙げた石井は、「(監督の山口)智さんから『より前に前にアクションし続けろ』という指示があったので。シュートを打つ時、体が自然に前に前に行っていたので、いいところにこぼれてきたなという感じでした」と得点シーンを振り返る。

 石井はAFC U20アジアカップ中国2025に参加していたため、この日が2025シーズンの湘南での初戦に。U-20日本代表では全5試合に出場し、U-20ワールドカップ出場権獲得にも貢献していた。26日の準決勝で敗れて帰国後、中2日での湘南でのゲームとなったが、「すぐに練習させていただいて、試合で使いたい、早くコンディションを戻してくれという意図も感じました」と試合までの過程を振り返り、「攻撃的な部分で自信を持って帰ってきた」ことが、この試合でも生かさせる結果となった。

 不在の間の3試合でクラブ初の開幕3連勝を飾った湘南。一方で、この試合では福田翔生、ルキアンと前線で欠場選手もいた。「自分のプレーを出せば間違いないと思っていましたし、よりいいチームになれるという自分への期待もあったので、うまくしっかり試合を見ながら入れました」と自信を深めているようで、「まだ1点取っただけなので、まだまだギラギラしてやっていければ」と力強いコメントを残す。

 主将の鈴木章斗も石井の“自信”と“変化”は感じたようで、「一回り二回り、成長して帰ってきていると思っていましたし、簡単なゴールかもしれないですけど、そこで結果を残せるのもすごい」と称えつつ、「去年までは少しボールを持つと怖さがあるというか、まだ自信を持ってプレーできていない印象でした。いい武器を持っているので、今日の試合でももっと自信を持ってやってもいいと思いますし、その自信もすごく出てきたと思いました」と、石井にさらなる成長を求める。

 石井は鈴木について、「中国で一番連絡を取っていました。キャプテンになったと聞いてビックリして。章斗くんに『キャプテン誰なの?』と聞いたら『俺だよ』って。『絶対嘘やん』とスタッフに聞いたら本当で」と笑いつつ、「まだまだ見て、学ばないといけないところがたくさんあると思っています。試合に出られない時とか、点を決めた時とか、いろいろ話を聞いていましたし、近くにお手本となる選手がたくさんいるので、もっと学んでいければ」と信頼を寄せる。

 今季の初戦で得点したが、見据えるのは“湘南の顔”。下部組織上がりの石井は、「よりチームを引っ張っていかないといけないと思いましたし、下がもっと活躍することで、章斗くんといった年齢が近い存在にももっと刺激になると思います。去年までいた田中聡選手(サンフレッチェ広島へ移籍)も仲良くさせてもらっていて。ユース上がりで、見習っている選手の一人。去年までは湘南の顔と言ったら聡くんだったので、自分が引き継いで、ユース上がりとして、もっと活躍できればいいと思います」と、躍進の年にすることを誓っている。

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