わずか45万円で購入した“ごみ屋敷”の内部をチェックすると……。空き家の様子や発見した金庫をこじ開ける姿を捉えた動画がYouTubeに投稿されました。2本の動画の再生数は、記事執筆時点で合計14万回を超えています。
●空き家を再生させる投稿者
動画が投稿されたのは、空き家再生の様子を公開しているYouTubeチャンネル「ひとりでできるマンDIY」。以前には、70万円で購入した古民家DIYのビフォーアフターが話題となりました。
今回は新シリーズとして築50年の物件の再生に着手します。同物件は空き家となって10年ほど経過おり、電線が切られてしまうほど手つかずの状態。長らく放置されていた家具や家電は傷んでいる物が多く、キッチンに至っては“どケチ”の投稿者さんが処分を即決するレベルだったのだとか。まさに生粋のごみ屋敷ですが、空き家再生はネガティブになったら負け。「ごみのテーマパーク」と前向きに捉えながら内部をチェックしていきます。
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1階の面積は広く、8畳の部屋と7.5畳の部屋、2つの6畳の和室、6畳程の面積の土間とキッチンが設けられていました。しかし、部屋だけではなく、扇風機の数もやたらと豊富。1つの部屋に大量の扇風機が詰め込まれていました。こんなにはいらない……!
●気になるアイテムがチラホラ
各部屋の残置物を調べていると、複数の座席が横並びでつながっている、明らかに家庭用とは思えない「イス」を発見。調べたところ古い新幹線のシートのようです。これは珍しいものを発見!
その後、絶対にリフォームしなければならないトイレを調べた後、少し胃の痛みを覚えながら2階へ移動。4つの部屋を探索した結果、ブラウン管テレビや2011年製のエアコン、床に散らばっている大量の書籍、そして空き家再生系YouTuberにとって“必須アイテム”である金庫などが見つかりました。特に金庫の中身は気になりますが、簡単に開く気配はなさそうです。
●片付け開始!
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物件紹介動画に続いて公開されたのは、残置物撤去の様子を映したもの。片付けがとてもうまい妻の協力を得て、ごみ屋敷からごみを除いて“ただの屋敷”へと変えていきます。なお、市の環境課には既に問い合わせてあり、この空き家にある残置物が一般ごみとして廃棄可能なことは確認済みです。
あらためてキッチンの収納を開けたら、そのまま放置されていた調味料一式とご対面。気合を入れてスピーディーに片付けつつ、「ご実家が空き家になった暁にはすぐに調味料を片付けておくのをお勧めいたします」と呼びかけました。
粗大ごみとして出せる日は3週間後のため、引き取り手がおらず壊せそうな家具は全て解体し、木くずとして処分することに。どんどん壊して軽トラックの荷台いっぱいに積んでいきます。
空き家と木くずの処分場を複数回往復して家具を全て処分。引き取ってもらえる物を運び出し、金属ごみを買い取り業者の元へ届け、本や衣類を捨てることにより、ごみだらけだった空き家がスッキリしてきました。最後にキッチンを搬出して残置物撤去作業は終わりです。なお、金属ごみは2万5000円の値が付いたとのこと。
●金庫を開けてみよう
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ごみを撤去したら、次は気になっていた金庫の中身をチェックします。黒い金庫の方は特に変わった物は入っていませんでしたがコレは前座。本命は、転がさなければ動かせないほどに大きくて重たい灰色の金庫です。
解錠はできないため、金庫の扉を上向きにしてバールでこじ開けにかかりますが、さすがに頑丈。パワーではなく頭を使う必要がありそうです。ここで蝶番にある「芯」をたたいて破壊する作戦を実行。芯はどうにか抜けたものの、鍵自体はかかったままです。
そこで今度は長いバールを投入。てこの原理を使って金庫の扉のあちこちから差し込んでは力を加える作業を繰り返し、扉を破壊して無理やり開きました。最後にものをいうのはパワーですね。
すさまじい労力を割いて開けた金庫の中身は……「空っぽ」。ものの見事に何もありませんでした。世の中はそこまで甘くないようです。残念! 次回の動画では畳を剥がしてリフォームへ取り掛かると伝えています。
投稿には「このスピーディーさがたまりません」「観ていて楽しい残置物処理(汗)」「残置物撤去でDIY動画一本作る度胸がすごい そしてけっこう参考になって面白いのがくやしい」「家具の解体、理屈がわかるとおもしろいですね」「金庫はロマン!」「こういうのワクワクします」などの感想が寄せられています。
その後も着々と空き家再生を進める様子は、YouTubeチャンネル「ひとりでできるマンDIY」にて公開中です。DIYの情報はX(Twitter/@HitoriDiy)でも発信しています。
画像提供:YouTubeチャンネル「ひとりでできるマンDIY」さん
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