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桃の苗を購入したらまずどうすればいいのか。初心者向けに育て方を教えてくれる動画がYouTubeに投稿されました。動画は、記事執筆時点で2万3000回以上再生されています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「ザキ’s Garden」のザキさん。主にプランター栽培に関する知識を実演を交えて紹介しており、以前には「初心者でも必ずレモンの実がなる方法」が話題になりました。
今回は、過去の動画で反響が大きかったという桃(1年生苗)の育て方をイチから紹介しています。
桃の適切な植え付け時期は地域によって変わりますが、だいたい2月〜3月上旬。苗を購入したら、やることは主に「植え替え」「不要な枝の剪定」「主幹の部分を切り詰める」の3つです。初心者は特に重要な3つ目を知らない人が多く、動画のサムネイルでも「購入後の桃 必ず幹を切れ」と強く発信しています。その理由とは……?
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これは地上部を根っこに見合った大きさにしないと、生育に必要な養水分の需要と供給のバランスが取れず、出てくる枝葉が貧弱になり、実を付けるまでの年数がかかってしまうため。そのためザキさんは、購入後に「まず根っこの量を確認してほしい」と伝えています。
1年生苗は地上部が大きく、逆に根っこは小さいことがほとんどなので、植え付け段階では根っこの比率が地上部より大きくなるようにするといいそうです。動画内の苗では半分くらいまで幹を切り詰めています。
次に、植え付けたあとの剪定です。枝の中から切らない主枝を2〜4本決めて、それ以外をカットしていきます。主枝は光合成の効率を考え、それぞれ別々の方向に伸びているものを選びました。理想的な枝は、太くて上に斜め45度方向を向いている枝。逆に落とすのは枯れている枝、細い枝です。
続いて、残した主枝をかるく切り戻しをします。芽の位置より長めに残っていると枯れが進行しやすいので、芽の上ギリギリを狙って切るようにしましょう。ちなみにこれは幹を切る際も同じです。
また、芽が出ている方向もチェック。枝の両サイドに出ている芽、または下方向に出ている芽が理想的です。上向きの芽は枝がどうしても立ち上がってしまいますが、それしかない場合はあとでひもなどを使って誘引すれば大丈夫とのこと。
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動画では、幹を切り詰めた際の断面の処理や、土に関する情報も詳しく解説しました。コメント欄では「なるほど。とても勉強になりました」「良い動画に出会いました」という声が寄せられています。
ザキさんは、桃が実を付けるまでの1年のサイクルと育て方、科学的に正しいとされる剪定のやり方などの解説をYouTubeチャンネル「ザキ’s Garden」で発信中。また、大阪府内の店で料理長を務めており、本格的な料理術を発信する「ザキ's kitchen」、愛猫たちとの日常がみられる「7匹の猫の奴隷」でも動画を公開しています。
動画提供:YouTubeチャンネル「ザキ’s Garden」
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