『攻殻機動隊』続編に押井守監督が意欲「やり残したことが一つだけある」 大塚明夫も期待「熱い思いがダイレクトに届いた」

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2025年03月02日 16:33  ORICON NEWS

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押井守氏(C)ORICON NewS inc.
 押井守監督が2日、都内で開かれた『イノセンス 4Kリマスター版』「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊 4Kリマスター版」の2作品の同時公開を記念したトークイベントに登場。イベント中の質疑応答の中で、同作の続編に意欲を見せた。

【動画】田中敦子さんへの思いを明かす大塚明夫

 今回の2作品同時公開は、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』から3年後の2032年が舞台の続編『イノセンス』の公開20周年を記念して行われ、イベントにはバトー役の大塚明夫に加え、2作品の監督をつとめた押井氏が登場した。

 イベントでは司会者の質問に対して○×で答えるコーナーがあり、「『イノセンス』の続編を作りたい?」という問いに◯を上げ、この答えには会場に集まったファンからは歓声が上がった。

 その理由については「3本目、やりかけたことがあって。やり残したことが一つだけあるんです。それがやれるんだったらやりたい」と語った。司会者から「もう少し詳しく…」と促された押井氏だったが、「ちょっと言っちゃうと、なるものもならなくなる」とニヤリと笑った。

 となりで話を聞いていた大塚は「ここに集まった方の胸に、押井さんからの熱い思いがダイレクトに届いたと思う。伝道師としての使命感を持ってこれからの日々を生きていてください」と話し、会場を笑わせた。

 また2人は草薙素子役で出演していた田中敦子さん(享年61)についても言及。大塚は本当に「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊という作品を通して、一緒に歳を取ってきたんだなと」としみじみ語り、「在りし日の田中敦子のことを思い出してほしい」と熱く語った。

 押井氏も「(田中さんは)マイクの前に立った瞬間から素子だった。僕にとっては素子そのもの」と振り返った。

 両作は、押井氏が士郎正宗氏による漫画「攻殻機動隊」を原作にアニメ映画化。「イノセンス」は2004年の劇場公開から2024年で20周年を迎えた。

 『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』は、西暦2029年、高度に発達したネットワーク社会において多発するコンピューター犯罪、サイバーテロなどに対抗するため結成された非公認の超法規特殊部隊「公安9課」の草薙素子とバトーの活躍を中心に描き、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』から3年後の2032年が舞台の続編『イノセンス』は、公安9課のバトーを中心に描かれる。

このニュースに関するつぶやき

  • わしは素直に見たいと思ったよ♪今やAI技術もある。死人の声を甦らせるなんぞ容易いだろ。田中敦子さんは良き声を残してくれたよー。
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