宗像義忠調教師(c)netkeiba 今年3月4日(火)をもって、東西合わせて8名の調教師が引退する。2日の阪神競馬では木原一良師、宗像義忠師、藤沢則雄師、河内洋師、石毛善彦師、音無秀孝師がJRA最終出走を迎えた。
■木原一良調教師
最終出走:阪神4R 9番 ヤマニンチェルキ(酒井学騎手、1着)
「競馬の世界に入ってから55年が経ち、調教師として27年、オーナーをはじめ、たくさんのファンの方々に支えられて今があると思っていますので、感謝しています。人と出会ってから馬と出会うと思っていますので、出会いを大切にしたいと常に自分に言い聞かせてやってきました。
これからも影ながら競馬界の発展を祈っていますので、ファンの皆様、これからもますますの競馬の応援をお願いします」
■宗像義忠調教師
最終出走:阪神9R 3番 コスモアミマネラ(田口貫太騎手、6着)
「(競馬人生を振り返って)あっという間でした。中山競馬場は記憶に残っている競馬場で、ここで引退できてよかったと思いますし、好きな競馬場の一つです。まだ実感は湧いていませんが、来週馬がいなくなって、空になった厩舎で一人泣くかもしれませんね」
■藤沢則雄調教師
最終出走:阪神9R 6番 プリマヴィータ(荻野琢真騎手、8着)
「今まで多くの先輩の引退式に立ち会わせていただきましたが、『あぁ、とうとう自分の番が来たんだなぁ』という風に、感慨深いところがあります。
競馬は馬主さんもたくさん増えてきているみたいですし、ますます栄えていただいて、ファンの皆様にも、また僕も、ファンの立場で馬券を買おうと思います。これから皆さんにも馬券を買っていただいて競馬界を愛していただければと思っています。今までどうもありがとうございました」
■河内洋調教師
最終出走:阪神11R 11番 ウォーターガーベラ(武豊騎手、2着)
「引退については、まだあまり実感はありませんが、騎手時代から続いた競馬人生は楽しかったです。勝負なので勝ち負けはありましたが、最後は良い形で厩舎を引き継げると思うので良かったです。ありがとうございました」
■石毛善彦調教師
最終出走:阪神12R 4番 ターニングアップ(荻野琢真騎手、16着)
「まだ仕事は残っているので実感は湧いていないですが、厩舎を解散させて実感が湧くのかもしれません。(アイビスサマーダッシュを優勝した)ビリーバーには思い出があります。(中山競馬場での最後の出走となったタイショウロマンについて)騎手が杉原騎手だったことと担当厩務員もビリーバーと同じであったことに、縁を感じています」
■音無秀孝調教師
最終出走:阪神12R 7番 レッドフランカー(松若風馬騎手、15着)
「長い間、お世話になりました。今までご声援ありがとうございました。調教師を引退したら、馬券購入にも挑戦するなど、今度は競馬ファンとして競馬を応援していきたいなと思っております」
(JRAのホームページより)