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調理に欠かせない鍋。ですが、調理時に気をつけないと思わぬ事故に繋がるおそれがあります。経済産業省「リコール・製品事故情報(製品事故対策室)」の公式Xアカウント(@kochijiko)が、注意を呼びかけています。
鍋の「取っ手」が折れる可能性
普段使っている鍋ですが、使用方法を誤ると、鍋の取っ手が折れてしまうこともあるのだそう。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)によると、「調理中に鍋を持ち上げた際、取っ手が折れたために熱湯が飛び散り、やけどを負った」という事案が実際に起こっています。鍋底からはみ出すような炎での長期間の使用で、取っ手が加熱されてもろくなり、亀裂が生じて折れたのが原因とみられます。未然に防ぐためにも、調理時は以下の点に注意することが大切。
【調理時の注意点】
・調理時は鍋をこんろの中央に置く
・炎が底面よりも大きくならないように火力を調整する
圧力調整装置のつまりに注意
圧力鍋の使用についても注意を促しています。圧力調整装置は、調理物がつまっていた場合、内圧が異常上昇して破裂して「ふたが飛んでしまう」可能性もあるのだそう。そのため、使用前に圧力調整装置がつまっていないか必ず確認し、使用後は取扱説明書の指示に従って手入れを行いましょう。つまりがある場合には、製品に添付されたクリーニングピン(掃除ピン)を用いて、つまりを解消してください。
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▽出典
・経済産業省「リコール・製品事故情報(製品事故対策室)」 公式X/使用方法によって鍋の取っ手が折れたり、ふたが飛んだりするおそれがあります
・独立行政法人 製品評価技術基盤機構「NITE」公式/鍋「取っ手の破損」