NTT都市開発(東京都千代田区)は、「GLION ARENA KOBE(ジーライオンアリーナ神戸)」の竣工を発表した。関西最大級となる1万人規模の多目的アリーナとして4月4日に開業する。プロバスケットボールのB.LEAGUEに所属する「神戸ストークス」の本拠地のほか、音楽コンサートなどさまざまなイベント開催を予定する。
本プロジェクトは、神戸市が公募した新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業において、2021年に優先交渉権を獲得したNTT都市開発など3社による民設民営のアリーナプロジェクトだ。アリーナの運営は「One Bright KOBE」(神戸市)が行う。
「この世界の心拍数を、上げていく。」をテーマに、スポーツ、エンターテインメント、デジタルの融合に加え、「都心・ウォーターフロントエリアの未来づくり」に向けた事業連携協定に基づき、本アリーナを基点とした新たなまちづくりに取り組んでいく。
●神戸の新たなランドマークに
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外観はV字の屋根形状のデザインを採用し、夜間のライトアップでは神戸の夜景に溶け込み、新たなランドマークとしての存在感を示す。
アリーナの内部はコの字型に座席を配置し、細長い建設敷地の形状におさめることで、どの座席からも見やすい設計にした。
国内アリーナでは最大級となるLEDビジョンを常設するほか、昇降可能なセンターハングビジョン、全長183メートルのリボンビジョンを設置。音響設備には、NBAで使用されているトップブランドのスピーカーを採用した。各ビジョンが連動した迫力ある映像演出によって、観客の一体感を醸成する狙いだ。
館内にはVIPフロアを設けるほか、オープンテラス付きの飲食店を複数併設。さらに、アリーナ南側に面した「TOTTEI PARK」とともに、日常的なにぎわいを生み出すという。
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