2025年春闘の要求状況について、記者会見する「ものづくり産業労働組合(JAM)」の安河内賢弘会長=3日午後、東京都港区 機械や金属関連の中小企業労働組合を中心に構成する「ものづくり産業労働組合(JAM)」は3日、2025年春闘の賃上げ要求状況について、2月末時点の集計結果を発表した。給与を底上げするベースアップ(ベア)に相当する要求額は平均月1万4066円と、物価高や人手不足を背景に過去最高を更新した。
安河内賢弘会長は記者会見で、「非常に高い水準の要求ができている」と強調。その上で「粘り強く交渉を重ね、物価に負けない賃上げを実現したい」と語った。JAMは今春闘でベアの要求水準を1万5000円以上に設定している。