米ニューヨーク証券取引所=ニューヨーク(EPA時事) 【ニューヨーク時事】週明け3日のニューヨーク株式相場は、トランプ米大統領が4日からメキシコとカナダに25%の関税を課すと明言したことが嫌気され、急反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比649.67ドル安の4万3191.24ドルで終了。下げ幅は一時900ドルを超えた。ハイテク株中心のナスダック総合指数は497.09ポイント安の1万8350.19で引けた。
メキシコ・カナダへの関税発動は当初の予定から1カ月延期されたが、トランプ氏は3日の記者会見で「4日に始まる」と断言した。個人消費の鈍化や景気減速への懸念から金融や小売りなど幅広い銘柄に売りが膨らみ、ダウの下げ幅は終盤にかけて拡大した。