パリコレ開幕 新生ドリスやサラ・バートンのジバンシィが初のショー開催

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2025年03月04日 08:01  Fashionsnap.com

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CFCL 2025年秋冬コレクション

Image by: ©Launchmetrics Spotlight
 2025年秋冬シーズンに向けたウィメンズコレクションの新作を発表するパリファッションウィーク(以下、パリコレ)が、現地時間3月3日に開幕した。公式スケジュールでは、3月3日から3月11日までの9日間で77のショーと38のプレゼンテーションが行われる。

 今シーズンのパリコレの主なトピックスとして、「ジバンシィ(GIVENCHY)」がマシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M Williams)の後任クリエイティブディレクター サラ・バートン(Sarah Burton)による初のコレクションを披露。「トム フォード(TOM FORD)」は、わずか2シーズンで退任したピーター・ホーキングス(Peter Hawkings)の後任クリエイティブディレクター ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)が手掛ける初のショーを行う。また、「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」はジュリアン・クロスナー(Julian Klausner)が就任後初のショーを開催するほか、「ロエベ(LOEWE)」はショーではなくプレゼンテーションで新作を披露する。
 初日の3月3日には韓国人デザイナーのキミンテ・キムへキム(Kiminte Kimhekim)が手掛ける「キムへキム(KIMHĒKIM)」、ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)と提携してコレクションを発表している「ヴァインサント(Weinsanto)」と「ヴァケラ(Vaquera)」、高橋悠介が手掛ける「シーエフシーエル(CFCL)」がショーを開催。音響および音楽の探求と共同のための研究所であるIrcamで行われたシーエフシーエルの2025年秋冬ショーは、サウンドアーティストの細井美裕によるニットの編機の音にのせてスタート。社会人類学者ティム・インゴルド(Tim Ingold)の書籍「LINES: A Brief History」から着想し、ニットだけで服を提案する試行錯誤の過程を「線」と見立て、アウトラインを縁取った中綿入りブルゾンや、ラインが段階的に広がっていく様子を表現した変形プリーツを用いたドレスなどを披露した。

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