バルセロナの攻撃を牽引するヤマル [写真]=Getty Images バルセロナに所属するスペイン代表FWラミン・ヤマルが、ハンジ・フリック監督について言及した。3日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。
今シーズンのバルセロナはハイプレス、ハイラインを基盤とするフリック監督の戦術のもと、圧倒的な攻撃力を誇っている。ここまで公式戦40試合で挙げた合計得点数は「124」に上り、スコアラーは欧州5大リーグで2番目に多い19人。ラ・リーガでは首位を走っているほか、チャンピオンズリーグ(CL)でラウンド16、コパ・デル・レイで準決勝に進出しており、すでに制覇したスーペルコパ・デ・エスパーニャを含めると4冠達成の可能性が残されている。
そんなバルセロナを力強く牽引しているのが、かつてアルゼンチン代表FWリオネル・メッシも背負った「19番」を今シーズンから継承した17歳のヤマルだ。ラ・マシア出身の“神童”は右ウイング(WG)を主戦場にここまで公式戦35試合に出場し、11ゴール16アシストをマーク。34ゴール3アシストをマークしているポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ、24ゴール18アシストをマークしているブラジル代表FWハフィーニャとともに圧倒的攻撃力を支えている。
そんなヤマルは今シーズンから指導を受けるフリック監督について「とても気さくだし、気軽に相談できる人だよ。常に調子はどうかと聞いてくれるし、色々なことを教えてくれる。彼から学んだことは多いよ」とコメント。その上で、60歳のドイツ人指揮官について次のように言葉を続けている。
「指導者としても人としても尊敬されている。彼は確かに厳格だが、同時に選手一人一人がその時に何を求めているかを理解している。守備のコンセプトに関しては、僕に特定のことを要求するが、攻撃面ではそれほど多くを語らず、ただ楽しめというだけなんだ。それが僕たちに自信を与えてくれるんだよ」
また、「19番」の先輩であるメッシとの比較については「自分が他の人より多いか少ないかということは気にしていない。重要なのは自分自身について考え、自分自身とチームにとって最善を尽くすことだと思っている」と語った。