「自然界最強の毒素」が薬になる!? 筋肉を動かなくする「A型ボツリヌス毒素(ボトックス)」が薬になる仕組みを解説

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2025年03月04日 16:01  ニコニコニュース

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 今回紹介するのは、ニコニコ動画に投稿された『【解説】『人類は強力な毒をも薬にしてしまった』 A型ボツリヌス毒素(ボトックス)【宮舞モカのお薬ラジオ #30】』という、いわし@超ビビリ(休養中)さんの動画です。

 投稿者メッセージ(動画説明文より)

定期的に、1つのお薬を取り上げて詳しく解説する企画です。
毎週水曜日投稿予定です。

 投稿者のいわし@超ビビリ(休養中)さんは、薬学に関する動画を投稿しています。

 今回の動画では「A型ボツリヌス毒素(ボトックス)」という、毒を薬にしたものを紹介します。

 ボツリヌス毒素はボツリヌス菌が出す毒素です。

 ボツリヌス菌は高温にも耐え、酸素が少ない場所で増殖する菌です。
 ハチミツに入っているため「ハチミツは乳児に食べさせてはいけない」という話が有名です。

 火を通した食べ物や真空パックでも繁殖することがあり、食中毒事件の原因になることも。

 そんなボツリヌス菌の毒素は筋肉を動かなくする効果があるそうです。

 ボツリヌス菌の毒素は、神経から筋肉への指令を伝達する仕組みを阻害するとのこと。

 「筋肉を動かなくする」という毒が薬になるのは、筋肉のけいれんを止めるのに使えるからだそうです。

 まぶたや顔面のけいれんなど様々な症状に使われることがあるようです。

 ただし、他の治療法で症状が良くならなかったときに検討される薬で、広く使われている訳ではないとのこと。

 A型ボツリヌス毒素は症状が出ている部分に注射するそうです。

 まぶたのけいれんに対しては、片目で6か所、両目なら12か所に注射するとのこと。

 毒素を注射すると聞くと不安に感じる人もいるかと思いますが、副作用が出る確率は低いとのこと。

 毒物ではあるものの「適切に使えば、そこまで危険性が高いわけではない」のだそうです。

 ボツリヌス菌の毒素は自然界で最強の毒とも言われる危険なものですが、使い方次第で病気の症状を緩和する薬にもなるとのこと。

 「まさに、薬と毒は紙一重」です。

 興味がわいた方は、ぜひ下記のリンクから動画でもお楽しみください。

▼動画はこちらから視聴できます▼

『【解説】『人類は強力な毒をも薬にしてしまった』 A型ボツリヌス毒素(ボトックス)【宮舞モカのお薬ラジオ #30】』
https://www.nicovideo.jp/watch/sm44653740

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  • 脳の血管が広がり起きるMigraine(頭痛、めまい、オーラなど)で打ったことがある。効果は3−6ヶ月くらいあった。もちろん人による。
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