インテリアデザイナー山本大介がパリのデザインサロン「MATTER and SHAPE」に出展

　インテリアデザイナー⼭本⼤介が、3⽉のパリファッションウィーク中に開催されるデザインサロン「MATTER and SHAPE」に出展する。期間は3月7日から10日まで。

　⼭本は、武蔵野美術大学造形学科建築学科を卒業。その後、インテリアデザイナー片山正通が代表を務めるワンダーウォールを経て、2022年に山本大介デザインスタジオを設立した。インテリアデザインや建築をバックグラウンドに、コンテンポラリーデザインを中心にオブジェクトと建築環境の関係性に焦点を当て活動。武蔵野美術大学 造形学部で非常勤講師も務めている。
　2024年にスタートしたMATTER and SHAPEは、欧州最大規模のファッション国際見本市「Who’s Next」のMatthieu Pinetがディレクターを務め、アントワープ発のファッションマガジン「A Magazine Curated By」の元編集長Dan Thawleyがクリエイティブディレクターを担当。第1回ではパリのジュエリーブランド「シャルロット シェネ（Charlotte Chesnais）」、「リック・オウエンス（Rick Owens）」のほか、「サカイ（sacai）」とパリのセラミックメーカー「アスティエ・ド・ヴィラット（Astier de Villatte）」がコラボレーションしたアイテムなど、ファッション業界からも出展した。今回は、パリ中心部 チュイルリー公園でLAを拠点とする「Perron-Roettinger Studio」のWillo Perronとのパートナーシップにより作られた敷地面積5000平方メートルを超える仮設スペースで、世界各国から選んだブランドやアーティスト、パートナーを迎え開催する。
　⼭本は、産業廃棄物を最⼩限に抑え流動的なマテリアルライフサイクルを実現する「FLOW（フロウ）」をベースにした「PAINTING」シリーズから、新作の「BLOSSOM」を出展する。PAINTINGは修復する⾏為のことを指し、同シリーズでは、この修復⾏為を再考・再定義。産業廃棄物や資源循環の可能性を探ることを⽬的として展開している。新作「BLOSSOM」では、素材の研究から⽣み出された⾊の特性を活かし、光や⾓度によって見え方が変化するオブジェクトを表現したという。

■MATTER and SHAPE⽇程：2025年3月7日（金）〜2025年3月9日（日）場所：Jardin des Tuileries 時間：9：30〜18：00