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能登半島地震で大破したお神輿の修復が完了したと報告するポストが、X(Twitter)で170万回以上表示され、約4万5000件のいいねを集めるほど話題に。「凄いです。本当に言葉もないです」「大事な文化財を守れる人たちは本当にかっこいいです」などと反響を呼んでいます。
●伝統あるお神輿の修復
投稿者は、能登支援に尽力している兵庫県姫路市の寺院「不徹寺」の公式Xアカウント。「建物ごと粉砕されて大破したお神輿棟梁が正月から休みなしで根詰めて組み上がったよ」と、能登半島地震で大破したお神輿の修復作業が終わったと伝えています。
お神輿は、石川県輪島市門前町黒島地区の黒島天領祭で担がれるもので、輪島塗が施された伝統ある文化財。原型がなくなるほど大破していましたが、屋台技術が根付いた兵庫県姫路市に運ばれ、同市の建設会社「福喜建設」の福田棟梁を中心に修復作が行われていました。
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不徹寺のXアカウントは、各部材がバラバラになった修復前の状態と、威厳ある姿を取り戻した修復後の姿を公開。「姫路が屋台作り続けてくれたから保持できてた技術と輪島で300年近く大事に保ってきたお神輿があって、どちらともの素晴らしさが形になったと思う。言葉がないわ」と感慨深い思いがつづられています。
●職人技に称賛の声
また能登半島地震の災害支援団体「黒島支援隊」の公式Instagramでは、修復作業の詳細が紹介されています。欠損した部材は、残存する部分をもとに設計され、1つずつ新たに作り直したといいます。
復活したお神輿の様子に、Xでは「日本の宝です」「こういうの本当に泣いちゃう。凄すぎます!」「素晴らしい よくぞここまで 賞賛しかない匠の仕事だ」「まさか姫路の屋台作りが役に立つとは」などの反応が寄せられています。
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