得意のCLでもマドリード・ダービーは接戦必至? アンチェロッティ監督「おそらく大差はつかない」

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2025年03月04日 20:52  サッカーキング

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レアル・マドリードを率いるアンチェロッティ監督 [写真]=Getty Images
 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、現地時間4日に控えたチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16ファーストレグのアトレティコ・マドリード戦に向けた前日会見に出席した。『UEFA.com』が会見の様子を伝えている。

 “欧州最高峰の戦い”で2連覇を掲げるレアル・マドリードは、リーグフェーズ第5節終了時点でリール(●0−1)、ミラン(●1−3)、リヴァプール(●0−2)相手に3敗を喫するなど、苦しい滑り出しを強いられたが、ここから3連勝を成し遂げ、決勝トーナメントへのストレートインこそ叶わなかったものの、最終的には5勝3敗の勝ち点「15」で11位に入った。

 決勝トーナメントプレーオフでは、一昨シーズンの王者であるマンチェスター・シティと4シーズン連続で対戦。2月11日に敵地で行われたファーストレグは、80分の時点で1−2とビハインドを強いられながら、86分にモロッコ代表MFブラヒム・ディアス、90+2分にイングランド代表MFジュード・ベリンガムが立て続けにゴールを奪い、“らしさ”を見せて逆転勝利。本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』に戻った19日のセカンドレグでは、フランス代表FWキリアン・エンバペがハットトリックと大暴れし、最終的には2戦合計6−3で宿敵を退けていた。

 迎えるラウンド16では、同じマドリードに本拠を置き、今季のラ・リーガでも優勝争いを繰り広げているアトレティコ・マドリードとのダービーが実現した。アンチェロッティ監督は「ベルナベウにおけるCLでの最新の記憶は特別なものだった」と、マンチェスター・シティ戦を引き合いに出した上で、「そんな試合を繰り返したい」と意気込み。「ただし、マン・シティとのゲームと比較すると、対戦相手の特徴に大きな違いがある。アトレティは縦に強いチームだが、マン・シティはポゼッションに重点を置くチームだ。もっとも、その違いによって我々のスタイルが変化することはない」と続け、ファーストレグで決着がつくことはないとの見方を示した。

「接戦になることは分かっているし、おそらく大差がつくことはない。決着はセカンドレグに委ねられるだろう。今シーズンの彼らは素晴らしい戦いを見せているのだから、(どちらのチームが勝ち抜けるかは)最後まで読めないと思う」

 また、敵将のディエゴ・シメオネ監督については、「同じ指揮官として、彼のことを尊敬している。彼の試合の読み方、守備時におけるチームへのコミットメントの体現方法などは、誰かが真似できるものではない」と称賛。同時に、アトレティコ・マドリードの元フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンと、レアル・マドリードのエンバペは、“レ・ブルー”で見事なコンビネーションを披露していたが、今回は“敵”として相まみえる。アンチェロッティ監督は、そんな両者についても次のように語っている。

「今現在も、エンバペとグリーズマンは世界最高の選手たちに数えられる。とてつもないクオリティーを持っているが、2人のプレーは若干異なるね。グリーズマンは味方と近い距離でもプレーができる選手で、ゲームコントロールが非常に巧みだ。パスをミスすることはほとんどない。一方で、エンバペはパワフルなストライカー。そのクオリティーは今更語るまでもないだろう」

 既にラ・リーガでのマドリード・ダービーは全2試合を消化しており、どちらも1−1のドローでタイムアップ。今季3度目のマドリード・ダービーはどのような結果となるか。注目の一戦は、日本時間で4日の29時00分(5日の5時00分)にキックオフを迎える。


【ハイライト動画】「特別な記憶」のホーム開催マンC戦


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