中山牝馬Sに出走予定のミアネーロ(撮影:下野雄規) 例年、ここを最後に繁殖入りするという馬もいれば、ヴィクトリアマイルへの叩き台として始動する馬もいる。各陣営の思惑も、各馬の仕上がり状態も様々だ。ハンデ戦ということも相まって、一筋縄ではいかないレースとなっている。
1.前走GI組は不振
過去10回で、前走がGIだった馬は[0-1-0-13]とほとんど馬券に絡んでいない。唯一絡んだ1頭も牡馬相手にきさらぎ賞を勝ってオークスでも2着したルージュバック。ハンデ戦でもあり、このローテーションは苦戦傾向だ。対して、前走GIII組が6勝を挙げていて、勝率は6.6%と低いが、単勝回収率は156%と高い。
2.前走敗れた馬が巻き返す
過去10回で、前走1着だった馬は2勝のみ。前走3着以内だった馬でみても、3勝しかしていない。対して、前走6着以下だった馬は5勝、前走10着以下でも2勝している。配当妙味からも、前走敗れて人気を落としそうな馬を狙うのが良さそう。
3.460kg以上の馬体重が理想
過去10回で、馬体重が459kg以下の馬は[1-1-2-40]で複勝率9.1%。逆に460kg以上の馬は[9-9-8-82]で複勝率24.1%。単勝回収率、複勝回収率もともに100%を超えている。ある程度の馬格がある馬を狙いたい。
ミアネーロは紫苑Sで2着して臨んだ秋華賞で6着。前走のターコイズSは8着に敗れたが、距離が短かったこともあるだろう。前走時の馬体重が480kgで馬格もクリアしていて、ここでの巻き返しを期待したい。