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スマホで動画視聴といえば、「YouTube」アプリという人は少なくないだろう。しかし、使い慣れたアプリであっても、隅から隅まで細かい機能をチェックしている人はおそらく少数派に違いない。
本記事では、スマホでYouTubeを視聴する際に覚えておくと便利な5つのテクニックについて紹介しよう。
なお、手順解説で使用する画面には、iOSアプリのバージョン20.04.1を使用しているが、Androidアプリでも同様に使用できる。ただし、バージョンによっては、対応する機能やUIなどが異なることがある。
●(1)長押しで倍速再生
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YouTubeでは、動画再生時に「再生速度」を変えられることは知っていることだろう。しかし、変更した再生速度で動画をずっと見続けるのは意外と疲れるものだ。内容を理解しながら視聴するなら、1.25倍か、早くても1.5倍で再生するのが現実的だ。
一方で、多くの動画を見ていると「ここは2倍速で流したい」という場面もやはり出てくる。その際に、画面内の設定項目から「再生速度」を選んで都度と変更するのはおっくうだ。
スマホのアプリでは、YouTubeの再生画面を長押しすることで、動画の再生速度を2倍速にできる。標準の再生速度は1倍や1.25倍にしておきつつ、長押しを駆使して間延びしているカットを流すことで効率よく動画を視聴できる。
●(2)再生画面のロック
スマホでYouTubeを再生中、うっかり画面を触ってしまい、動画が2倍速再生になってしまったり、意図せぬダブルタップ判定で数秒のスキップや巻き戻しが発生してしまったりするようなこともあるだろう。こうした誤操作も頻発すれば、快適な視聴を妨げがちだ。
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もし、手のサイズや姿勢などの関係で、誤操作が頻発するという場合には、動画の再生画面をロックする方法がある。手順としては、動画を再生してから、再生画面の右上にある設定アイコンをタップし、ここから「画面のロック」を選ぶ。
なお、解除の際には動画再生画面をタップした際に、中央に表示される「タップしてロックを解除」を選択する。
●(3)履歴を残さずに視聴
YouTubeで特定のジャンルの動画を視聴すると、そのジャンルのコンテンツが「ホーム」タブでレコメンドされるようになる。例えば、つい虫の種類が気になって昆虫系の動画をいくつか調べて視聴すると、ホームタブのおすすめ動画が虫だらけに……なんてこともある。
こうした事態を避けるためには、普段からレコメンドされたくないようなジャンルのコンテンツは、「シークレットモード」をオンにしてから検索して視聴するという流れを踏むのがベターだ。これで視聴履歴が残らず、レコメンドされることもなくなる。
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手順としては「マイページ」タブを開き、「シークレットモードを有効にする」をタップしよう。解除する場合には、同じく「マイページ」タブに表示される「シークレットモードを無効にする」をタップすればよい。
●(4)字幕から再生位置を探る
長編動画の中から視聴したい特定のシーンを見つけるためには、意外と時間がかかることもある。
もちろんプレビューをチェックしながら再生位置を変更してもよいのだが、自動生成される字幕表示を頼りに、目的のシーンを探すというアプローチも覚えておくと便利だ。
YouTubeアプリの動画では、概要欄の下部に「文字起こしを表示」というボタンが表示される。これをタップすることで、自動生成されたせりふの文字起こしテキストが表示される。テキストをタップすることで、該当のシーンの再生位置まで飛ぶことができる。
つまり、せりふのテキストを参照しつつ、目的のシーンを素早く探せるというわけだ。なお、もし文字起こしのテキストが日本語になっていない場合には、右上の縦に並んだ点のアイコンをタップし、言語を日本語にすればよい。
●(5)通知をして動画の見過ぎを予防する
うっかり動画を観すぎてしまうことは誰にでもよくあることだろう。YouTubeアプリでは、「マイページ」タブの下部にある「視聴時間」の欄から、再生時間の統計データを確認できるようになっているので、視聴時間を振り返りたい場合には、ここをチェックするとよい。
また、同画面において「休息を取るように通知する」や「おやすみ時間になったら通知する」といった見過ぎを防止する機能がいくつか用意されていることにも注目だ。もしYouTubeの再生が止まらないという人は、これらの通知を有効にして、視聴を止めるタイミングを決めてみるとよいかもしれない。
今回紹介したテクニック以外にも、例えば、Androidアプリには、右上の検索アイコンから、さらにマイクのアイコンをタップして「曲」というタブをタップすることで、鼻歌検索機能を使えたりする。気になる場合には試してみるとよいだろう。
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