
年齢を重ねると増えてくる白髪。
白髪が増える原因には様々なものがありますが、紫外線もその一つです。
美容師の筆者が、紫外線を浴びることで白髪が増える原因の説明と、浴びた後のヘアケア方法をご紹介します。
■紫外線を浴びると白髪が増えるワケ
活性酸素で頭皮の老化が加速
紫外線を浴びることにより活性酸素が増えると、頭皮が老化する原因になります。
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適量の活性酸素は体内でのバリアの役割があるため必要ですが、増加は頭皮に悪影響が。
髪の毛の色素を作るメラノサイトの機能が低下して黒髪が作られなくなったり、細胞老化を起こし頭皮に栄養がいかなくなったりします。
頭皮環境が悪くなり、老化が進むことによって白髪が増えるので、活性酸素の増加は防ぎたいですね。
日焼けによる頭皮の炎症や乾燥
紫外線を浴びることで頭皮の炎症や乾燥を引き起こします。
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炎症や乾燥により頭皮環境が悪くなるため、血行も悪くなり、栄養が行き届かなくなってしまいます。
栄養不足で頭皮の老化も進行し、血行不良で頭皮も凝り固まってしまうと白髪になるリスクも高まり、白髪を増加させてしまいます。
白髪を増加させないためにも頭皮環境は整えていきましょう。
■紫外線を浴びたらやりたいヘアケア
紫外線を浴びた後のヘアケアは大切。しっかりとケアをすることで、頭皮環境を改善できるので試してみて下さいね。
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抗酸化作用のある食品を摂ろう
紫外線に含まれる活性酸素は老化の原因になり、白髪も増加します。
紫外線を浴びた後は抗酸化作用のある食品を摂取することで、活性酸素を抑制することができます。
頭皮用保湿ローションでしっかり保湿ケア
乾燥した頭皮には保湿をしてあげることが大切。
紫外線により頭皮も乾燥します。保湿ケアを行うことにより頭皮に油分補給ができるため乾燥を防ぐことができます。
シャンプーも、洗浄力の弱いアミノ酸系のシャンプーや、オーガニック系のシャンプーの使用がおすすめ。
頭皮の油分をとりすぎることで頭皮環境が悪くなり白髪の原因になります。乾燥を防ぎ血行を良くすることで頭皮も活性化されるので試してみて下さい。
頭皮の炎症をクールダウン
日焼け後の頭皮の炎症は赤みを帯びている状態です。特に分け目の辺りが一番紫外線にあたりやすい部分のため炎症を起こしやすいです。
軽く火傷をした時と同じ状態なので、冷たい水で冷やしたタオルなどでクールダウンすることをおすすめします。また、炎症がひどい時はヘアカラーやパーマなど薬剤による施術は避けましょう。
なお、外出時は紫外線対策として髪の毛や頭皮にUVスプレーなどの対策を行ったり、帽子や日傘などで対策したりすることも必要です。紫外線量が増える時期はとくに念入りにケアをしたいところ。是非参考にしてみてくださいね。
(美容師/ヘアメイク/セミナー講師 Mayu)