早大競走部で「山の名探偵」の愛称で知られる工藤慎作(2年)が、来季のマラソン挑戦を明言した。6日、アシックスジャパンが都内で行った新作シューズ「EVORIDE SPEED 3」(3月13日先行発売)の発表会に、花田勝彦監督、山口竣平(1年)と参加。トークショーで「私自身としては、フルマラソンでの結果を残すというところを1番の目標として、1年間取り組んでいけたらと思っています」と目標を掲げた。
早大が総合4位と躍進した年始の箱根駅伝では、2年連続で山登りの「5区」に出場し、区間2位の力走をみせた。名前とメガネ姿の風貌から、人気漫画「名探偵コナン」にちなむニックネームも定着した新鋭。2月の日本学生ハーフマラソンも制し、平地での実力も証明したばかり。28年ロス五輪にはマラソンでの挑戦を意識しており、26年正月の箱根駅伝後に初マラソン挑戦を思い描く。
花田監督は「この冬にも考えていましたが、もう1ランクレベル上げて、やるからにはバンといきたい。『山の名探偵』で、まず箱根でしっかり問題解決してもらって。マラソンの方も、ぜひマラソンの問題を解決してほしい」と期待を寄せた。
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