FIFA、4年に1度の女子クラブW杯の2028年開催を決定! 新たな大会の創設も発表

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2025年03月06日 15:02  サッカーキング

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[写真]=Getty Images
 FIFA(国際サッカー連盟)は5日、女子クラブワールドカップの開催年と女子チャンピオンズカップの新設を発表した。

 かねてより、女子クラブワールドカップの開催を画策してきたFIFAは昨年5月に2026年1〜2月にかけて16クラブによる開催を目標としていることを明かしていた。しかし、何も進展していない状況から開催は延期となることが予想されていた。

 そんななか、FIFAは5日に行われた評議会で様々な関係者との建設的な議論を重ねた結果、4年に1度開催される女子クラブワールドカップの第1回大会を2028年に開催し、世界のトップクラブ19チームが参加する競争的で包括的な形式を採用することを明らかにした。

 形式については6つのチームがプレーインフェーズと呼ばれる本戦に向けた予選のようなものに出場。その中の3チームが次のステージで13チームと合わさり、4チーム毎、4つのグループに分けてグループステージが開催され、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進む形になるという。

 なお、第1回大会の出場枠の割り当てについては、AFC(アジアサッカー連盟)やCAF(アフリカサッカー連盟)、Concacaf(北中米カリブ海サッカー連盟)、CONMEBOL(南米サッカー連盟)がそれぞれストレートイン2枠に加え、プレーインフェーズが1枠与えられ、UEFA(欧州サッカー連盟)はストレートイン5枠とプレーインフェーズが1枠、OFC(オセアニアサッカー連盟)にはプレーインフェーズが1枠となる。

 さらに、FIFAは2026年度以降から新たに女子チャンピオンズカップを創設することも発表。これは大会前のシーズン全体で6つの大陸のクラブチャンピオンが集結してタイトルを争うもので、女子クラブワールドカップが開催されない年に毎年開催されることになるようだ。

 2026年大会の予選では2つのノックアウトラウンドが開催。第1ラウンドではAFC王者がOFC王者を迎え、第2ラウンドではその勝者がCAF王者に挑むことになるという。そして、第2ラウンドの勝者は準決勝へと進み、UEFA王者と対戦する。一方、Concacaf王者はCONMEBOL王者と対戦することになり、ファイナルフォーは準決勝、3位決定戦、決勝を戦う。なお、2026年大会のファイナルフォーは2026年1月28日から2月1日に開催されることが明らかになっている。

 また、2027年大会のファイナルフォーは2027年1月27日から1月31日に、2029年大会は2029年1月24日から1月28日に開催されることも発表されているが、それぞれの大会のシード順は前回大会の結果によって決定される。

 これらの開催決定を受け、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は以下のようにコメントを発表している。

「女子サッカーは代表チームレベルで新たな高みに到達しており、今こそ世界最高のクラブを紹介する世界大会の時だ。これらのFIFA大会は成長を刺激し、アスリートを刺激し、新たなライバル関係を生み出し、より多くのファンを魅了し、世界中のヒーローを表彰することになるだろう」

「FIFA女子クラブワールドカップは女子クラブサッカーの成長にとって決定的な瞬間となり、世界のトップクラブに最高の選手たちと競い合うためのプラットフォームを与え、女子クラブの試合を世界的に注目させることになるだろう。主要な関係者との綿密な協議を経て、第1回大会は2028年に開催され、合計19のクラブが参加する。これにより、直前の2年間の新しいFIFA女子チャンピオンズカップを通じて世界レベルで蓄積されたスポーツの功績に基づいた、競争力のある包括的な形式が可能になる」

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