2024年11月8日に発売された、人気イラストレーター・牧野伊三夫のエッセイ『へたな旅』(亜紀書房)が、早くも重版となった。
著者の牧野伊三夫は、1964年北九州市生まれの画家。1987年広告制作会社サン・アドにデザイナーとして入社。1992年に退社後、画業に専念し、絵画や版画作品の制作、音楽家との即興制作などを行い、広告や書籍の絵も多く手がける。著書に『僕は、太陽をのむ』(港の人)、『かぼちゃを塩で煮る』(幻冬舎)、『画家のむだ歩き』(中央公論新社)、『アトリエ雑記』(本の雑誌社)、『牧野伊三夫イラストレーションの仕事と体験記1987−2019』(誠文堂新光社)、絵本『十円玉の話』、『塩男』(あかね書房)などがある。2022年度東京アートディレクターズクラブ原弘賞ほか受賞。
雑誌や書籍、映画『かもめ食堂』のイラストでもおなじみの人気画家、牧野伊三夫。老若男女から愛される風流な趣味人であり、無類の酒好きで、食や銭湯もこよなく愛することで知られる。本書は、そんな牧野が手ほどきするちいさな旅の醍醐味をエッセイで綴られている。
ふらりと各駅電車で出かけ、街の銭湯でさっぱりしたら、気楽な酒場で一杯やる──。還暦を迎えた人気画家が愛好する「酒・食・風呂」の悦楽を、滋味ゆたかにつづる、しぶい旅の味わい方を楽しめる一冊だ。
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(文=リアルサウンドブック編集部)
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