重賞ウイナーの戴冠となれば11年ぶり フィリーズレビューに2頭の重賞勝ち馬が参戦

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2025年03月06日 20:00  netkeiba

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昨年のファンタジーSを制したダンツエラン(24年11月撮影、ユーザー提供:mosanさん)
 ダンツエラン(牝3、栗東・本田優厩舎)とランフォーヴァウ(牝3、栗東・福永祐一厩舎)の2頭が、フィリーズレビュー(3歳牝・GII・芝1400m)で重賞2勝目を目指す。

 フィリーズレビューには18頭が出走するが、重賞勝ち馬は2頭だ。ダンツエランは昨年のファンタジーSの覇者。続く阪神JFではブービーの17着に大敗したが、1400mへの距離短縮となる今回は巻き返しがあっていい。もう1頭のランフォーヴァウは同じくデイリー杯2歳Sの覇者。こちらも阪神JFでは11着に崩れたが、外枠に加え、4角での不利も堪えた。未勝利を勝った1400mに変わるのは問題なく、スムーズなら上位争い可能だ。

 ただ、2頭には気になるデータもある。前身の4歳牝馬特別だった時代も含め、重賞勝ち馬は86年以降のフィリーズレビューで【10-6-6-30】の好成績。古くは後に三冠牝馬となるメジロラモーヌ、オークスを制するイソノルーブルなどが、ウイナーとして名を刻んでいる。しかし、14年にベルカントが制したのを最後に一転して苦戦傾向。15年以降の近10回に限ると【0-3-1-5】と未勝利で、1番人気に支持された馬が4頭もいたことを考慮すると、やや物足りない数字となっているのだ。

 ダンツエランとランフォーヴァウは逆風データを跳ね返し、2つ目のタイトル獲得となるか。桜花賞に向けて、さすが実力馬と思わせるようなレースを期待したい。

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