東北新幹線の車両の連結部分が外れて緊急停車したトラブルで、JR東日本は「こまち」の車両に電気系統で何らかの不具合があった可能性があると明らかにしました。
きょう、東北新幹線「はやぶさ」と「こまち」が東京・荒川区の西日暮里駅付近を走行中、連結部分が分離し、およそ3時間にわたり運転を見合わせました。
その後、JR東日本が連結部分を目視で確認したところ、「こまち」側の連結部分に通常とは異なる状況が見られたとして、電気系統に何らかの不具合があった可能性があると明らかにしました。ただ、破損などは確認されなかったということです。
JR東日本 新幹線統括本部 池田裕彦 本部長
「東北・上越新幹線の開業から40年以上経っております。昨年に続いて二度目となる、列車の運行においてあってはならない事故だと、重大なことを起こしているというふうに認識しております」
JR東日本は原因が判明し、必要な対策が講じられるまで、新幹線の連結運転を取り止めると発表しました。この影響で、東京駅から秋田方面と、山形・新庄方面への直通運転ができなくなるということです。
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今回のトラブルを受け、国の運輸安全委員会は「同型の車両が二度以上、インシデント事象となる列車分離を発生した」として、「重大インシデント」に認定。
あす午後、宮城県にあるJR東日本の施設に調査官を派遣し、トラブルのあった車両を詳しく調査するとしています。
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