大船渡の山林火災、避難指示解除を検討 5日の雨で火の勢い弱まる
0
2025年03月06日 21:10 毎日新聞

大規模山林火災で焼けたとみられる建物=岩手県大船渡市の綾里漁港周辺で2025年3月6日午後0時17分、本社機「希望」から猪飼健史撮影 岩手県大船渡市で発生した大規模な山林火災で市は6日、前日の雨により「火の勢いが弱まっている」として一部地域について避難指示解除を検討していると明らかにした。鎮圧の判断には至っておらず、白煙やくすぶり具合を見ながら解除のタイミングを判断する。
また県は6日、災害で住宅が全壊した世帯に最大で300万円を支給することなどを定めた被災者生活再建支援法を適用したと発表した。
石破茂首相はこの日の参院予算委員会で、災害復旧への国庫補助がかさ上げされる激甚災害の指定についても、被災地の衛星写真を活用するなどして早期の査定が可能になるよう努める考えを示している。
火災は2月26日に起き、6日午後までに大船渡市の面積の9%に当たる約2900ヘクタールが焼失。避難者数は6日午前11時時点で4298人となっている。【工藤哲、村尾哲】
Copyright(C) 2025 THE MAINICHI NEWSPAPERS. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。