
最近では組み立て式の家具が増え、自宅でも簡単に家具やインテリアを組み立てられるようになりました。説明書を見ながら進めれば、初心者でも問題なく完成できるのが魅力です。しかし腕に自信がある人は、説明書に頼りたくない気持ちになってしまうようです。
X(旧Twitter)で工務店での出来事を投稿している工務店の日報さんもそのうちのひとり。漫画『腕に覚えのある職人あるある』では、工務店での経験や知識があり、組み立て家具を「こんなのすぐに組み立てられる」と説明書なしで組み立てようとする様子が描かれています。
まずは家具が納められている段ボール箱を開け、説明書をチラッと見た後「ダレがこんなん見んねん」とツッコミを入れながら捨ててしまうところから家具作りは始まります。その後は順調に組み立てを進めることができるのですが、終盤になると謎のパーツが登場し「なんやこれ?」と最初からやり直すことに。
説明書を読まなかったことに少し後悔はするものの最後まで組み立て完了させ、「自分だから作れたけど、一般の人には難しいんちゃうか?」と職人としてのプライドを覗かせるのも、職人あるあるです。しかし実際には、説明書さえ読めば誰でも作れるという少しお茶目なオチがつくのでした。
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説明書を読まずに家具を組み立てようとする人がやりがちな行動をユーモラスに描いた同作について、作者である工務店の日報さんに詳しく話を聞きました。
ー今回の漫画はどなたかのエピソードなのでしょうか?
工務店の従業員である高田さんのエピソードです。このアカウントの漫画のエピソードは、実際に工務店の従業員から聞いたものを私、福田が描いております!
ー職人さんであれば説明書を読んでしまうと負けた気がするのでしょうか?
そうなんです。説明書を読んだ時点で敗北宣言をしたのと同じですね。
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ー他にも工務店ならではの“あるある”エピソードはありますか?
ありますよ! 例えばラーメンの袋麺やカレーを作るときも裏の説明を読まずに作ってしまうので、水の分量を間違えがちです(笑)。仕事だけでなく、普段の生活でも“職人魂”が出てしまうみたいです。
(海川 まこと/漫画収集家)
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