サブスク制パスワード管理ツール「1Password」を手掛けるカナダのAgileBitsは3月6日(現地時間)、アイテムに位置情報を追加することで、そのアイテムが必要な場所に行くとアイテムを表示できる新機能を追加したと発表した。例えばカフェのWi-Fiパスワードやジムのロッカーの暗証番号など、場所固有の情報を見つけやすくなる。
1Passwordは、複数のパスワードやクレジットカード情報、銀行口座情報、身分証明書などの機密情報(アイテム)を「保管庫」に一元的に保管するサブスクサービス。Windows、macOS、iOS、Android、Linuxなどで横断的に利用できる。
頻繁に使うアイテムはホームタブからアクセスできるようにできるが、アイテムが増えすぎると探しにくくなる。位置情報の追加は、その対策だ。
位置情報を追加するには、iPhoneの場合、位置情報を追加したいアイテムの「編集」画面で「位置情報を追加」→「地図を使って場所を選択」で「マップ」が開くので、ここで追加したい位置を指定し、変更を保存する(1Passwordのプライバシー設定で「Apple Mapsを使う」をオンにしておく必要がある)。
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必要なアイテムを必要な場所で表示させるためには、1Passwordのホーム画面に「Nearby」セクションを追加しておく必要がある。
これで、目的地の近くに行くと「Nearby」セクションにアイテムが表示される。
AgileBits は、ユーザーの位置情報が保存、共有、追跡されることはないとしている。また、この機能はいつでも無効にできる。
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