弥生賞に挑む「2代目」マイネルゼウス 初代が届かなかった重賞Vなるか

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2025年03月07日 07:30  netkeiba

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重賞初制覇を目指すマイネルゼウス(撮影:下野雄規)
 今回と同じ中山芝2000mで初勝利を挙げたマイネルゼウス(牡3、美浦・奥村武厩舎)が、弥生賞ディープインパクト記念(3歳・GII・芝2000m)で重賞初制覇を狙う。

 マイネルゼウスは父ダノンバラード、母ビジュティエ、母の父オルフェーヴルの血統。母は未勝利だが、そのきょうだいは優秀で、伯母のコスモバルバラは14年のマーメイドSの2着馬。叔父のマイネルカンパーナは先月の早春Sを制し、オープン昇級を果たしている。

 ここまで7戦1勝。デビュー2戦目から2戦連続で2着に健闘。その後は7着、6着と成績を落としたが、年明け初戦となった前々走の未勝利で待望の初勝利を手にした。続く前走の若竹賞では6着に終わったが、直線で前が壁になったので参考外。ここは一気の相手強化となるが、スムーズな競馬でどれだけ食い下がれるか、楽しみな一戦となる。

 もう一点、初代との比較も面白い。マイネルゼウスという馬名は実は2代目だ。1頭目は91年生まれのアレミロード産駒。93年にデビューし、2戦目の新馬で初勝利を手にすると、続く新潟3歳Sでも2着に奮闘。その後も朝日杯3歳Sや皐月賞に出走したが、重賞には手が届かなかった。2代目は初代を超えることができるか。そういった視点でも、長く注目していきたい1頭となる。

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