ベッセント米財務長官=2月4日、ワシントン(EPA時事) 【ワシントン時事】ベッセント米財務長官は6日、ニューヨークで講演後の対談で、トランプ大統領の高関税政策に報復措置を打ち出したカナダのトルドー首相を「ばか者」とののしった。講演では「トランプ氏の関税政策は国際経済関係の再構築の始まりだ」と強調した。
ベッセント氏は「トルドーのようなばか者になりたいなら(米国の)関税は引き上げられる」と指摘。一方で「腰を掛け(米政府と)話し合いたいなら、喜んで協議する」と述べた。
また、関税収入が「非常に大きなものになり得る」とし、トランプ氏の選挙公約である飲食店店員らへのチップの非課税化といった減税が賄えるとの見方を示した。