


洗面所で前髪を切ってそのまま放置。部屋の電気とエアコンはつけっぱなしのまま。はっきり言ってだらしなさすぎ! 私はただでさえ忙しい朝の出勤前に、その後始末をするハメになりました。そして仕事を終えて帰宅すると……。


玄関の鍵をかけずに在宅していた娘を、私は叱りつけます。危ないって何度も注意しているのに……。けれど娘は洗面所でメイクに夢中。動画を流しているのか私の方を見向きもしません。私はカッとなって、思わず娘のスマホを取り上げました。


娘はもう高校3年生です。これまで多少のことは目をつぶってきたつもりですが、いいかげん真剣に考えてもらわないといけません。なのに毎日夜中までメイクの動画を見て、ケバい化粧をして、成績はめちゃくちゃ……。いかに勉強が大切なのかを説明してもまったく心に響いていない様子です。
ある程度は口出しせず、見守らないといけないのはわかっています。毎晩「明日こそは何も言わない!」と心に決めて寝るのですが、あまりのだらしない態度に気付くと「サチー!」と叫んでいるのです。
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【第2話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・rollingdell 作画・はなめがね 編集・井伊テレ子