秦澄美鈴、スピード増し増しで3度目の正直へ!充実の冬を経て、東京世界陸上で飛躍誓う「まずは決勝に行くことが一番」

0

2025年03月07日 12:04  TBS NEWS DIG

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

TBS NEWS DIG

TBS NEWS DIG

女子走幅跳パリオリンピックTM代表で日本記録保持者、東京世界陸上代表候補の秦澄美鈴(28、住友電工)が、5日、沖縄県沖縄市で今年初の跳躍練習を行った。時折小雨が降る中、短めの助走距離ではあるが10本ほど跳び、撮影した動画で入念に確認した。
 
昨年のパリオリンピック™で予選敗退(全体26位)した秦。「色々と上手くいかずで、楽しくなかった」と当時を振り返り、3本目の跳躍後に見せた涙についても「あの瞬間は心が折れていたと思う。向いてないのかな…って」と自分に対して諦めかけた。

立ち直るにも時間はかかったと言うが、手ぶらで帰っては来なかった。「私って足が遅いんだ。速くならないとダメだと思った」と改善点を日本に持ち帰り、冬季はスプリントトレーニングに重点を置いた。助走において、今までは中盤以降でスピードに乗っていたが、秦の理想は序盤にスピードに乗ることだと言う。その序盤の加速力を徹底的に鍛えた。
 
その取り組みもあり「この冬は本当に良い練習が出来ている。そういう意味では自信もある」と手応えも感じ、この日も、冬季トレーニングの成果を実感する跳躍もあったと語る。
あとはここから、助走や踏み切りなどを一つにまとめていく段階に入るが、全てが繋がった時、ビッグジャンプが見られるかもしれない。
 
9月に行われる東京2025世界陸上。出場が決まれば三度目の世界陸上となる。
「まずは決勝に行くことが一番」と、2001年・池田久美子以来の快挙を狙う。「世界陸上では悔しい思いをしているので、『良いパフォーマンスが出来た!』って終えたい」と文字通り飛躍を誓った。

    ニュース設定