法務省=東京都千代田区 法務省は7日、福岡県大牟田市の4人殺害事件で強盗殺人罪などに問われ、死刑が確定した元暴力団幹部の北村実雄死刑囚(81)が収容中の西日本成人矯正医療センター(堺市)で肺炎のため死亡したと発表した。全国の刑事施設に収容されている確定死刑囚は106人となった。
同省によると、北村死刑囚は2月、肺炎の治療のため、広島拘置所(広島市)から同センターへ移送された。今月6日午後8時20分すぎに死亡が確認されたという。
確定判決によると、北村死刑囚は家族3人と共謀し、2004年9月、無職の女性=当時(58)=を絞殺し、女性の長男=同(18)=と長男の友人=同(17)=を銃で撃つなどして殺害した。同死刑囚の長男は次男と共謀し、女性の次男=同(15)=を川に投げ込むなどして殺害した。