
テスラ・ジャパンの公式Xより
電気自動車メーカー「テスラ(Tesla)」の日本法人 テスラ・ジャパンが、同メーカーが展開する高級EV車「モデルS」と「モデルX」について、3月31日をもって日本国内向け生産を終了すると発表した。4月1日以降は、在庫車または中古車のみの販売となり、新車のカスタムオーダーも受け付けない。国内の高級EV市場からは事実上の撤退となる。
「モデルS」は、セダンタイプの電気自動車で、日本では2013年に発売。クロスオーバーSUVの「モデルX」は、2016年に販売が開始された。テスラ・ジャパンは現在、同2車種に「モデル3」「モデルY」を加えた計4車種を国内で展開しており、今回の生産終了により、同社が取り扱う国内車種は中価格帯の「モデル3」と「モデルY」の2車種のみとなる。
テスラは、アメリカ合衆国を拠点とする電気自動車メーカーとして2003年に設立。2008年以降はイーロン・マスクがCEOとなり、現在ではエネルギー関連製品の開発・販売も行っている。2010年にアジア初のテスラグループ現地法人となるテスラモーターズジャパン(現テスラ・ジャパン)を設立。国内ファッション業界との繋がりでは、アマゾン ジャパンが冠スポンサーを務めていた「Amazon Fashion Week TOKYO」で、2018年春夏シーズンのオフィシャルパートナーを務めた。